海の京都物語 第164話 ドッコイセ、ドッコイセと踊る福知山音頭、日本一難しい言われる16の手数に脳みそフル回転どすえ|日本酒YUTAKA(豊)

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 海の京都物語もいよいよ第164話どす。舞鶴・京丹後・宮津・与謝野・伊根と巡ってきたこのシリーズ、今回はちょっと足を延ばして福知山市のお話どす。

 福知山言うたらお城や鉄道館を思い浮かべはる方も多いと思いますけど、今日は夏の福知山を熱くする盆踊り、「福知山音頭と踊」のお話をさせてもらいますえ。

🥁 400年の掛け声、ドッコイセのはじまり

 福知山音頭の起源は天正年間、織田信長の命を受けた明智光秀公が丹波地方を平定し、福知山城を大きく改修した時代にまで遡ると伝わってますんや。城普請のために石材や木材を運んでいた領民たちが、「ドッコイセ、ドッコイセ」と手振り足振りおもろい調子で唄い出したんが始まりやそうどす。

 その後、時代を経て現在のような踊りの形に統一されたんは、幕末の慶応の頃やと言われてます。潮来地方の情趣を取り入れた音頭の優雅さと、素朴な地方民踊らしい踊りの味わいが合わさって、今の福知山音頭と踊が出来上がったんどすなあ。400年余りにわたって歌い継がれてきた掛け声が、今も夏の夜に響いてるて思うと、なんや胸に迫るもんがありますえ。

💃 16の手数、日本一難しいと言われる盆踊り

 福知山音頭の歌詞は「福知山出て 長田野越えて 駒を早めて亀山へ」から始まりますんやけど、この踊りにはなんと16もの手数があると言われてます。盆踊りでこれほど複雑な振り付けは珍しいとされ、「日本一難しい盆踊り」やと語られることもあるほどどす。

 軽快でありながら難解な振り、それでいて優雅に踊るいう、なんとも欲張りな踊りどすなあ。振り付けを覚えようと必死で頭を働かせる踊り手さんの姿を見てると、脳みそフル回転してはるんが伝わってきますえ。この複雑な振り付けが脳を活性化させるいうことで、認知症予防への効果が報告されたという実証実験の話もあるそうどす。ドッコイセ言いながら、案外みんな真剣な顔してはるんが面白いところどす。

🎆 福知山ドッコイセまつり、広小路通りが揺れる夜

 この福知山音頭と踊を中心に据えたお祭りが、毎年8月に開かれる「福知山ドッコイセまつり」どす。8月14日から16日の3日間と、翌週の週末の2つの期間に分けて開催されるんが特徴で、メインは市民総踊り大会と花火大会どす。市民総踊り大会では、福知山駅前の広小路通りに老若男女が繰り出して、揃いの浴衣で「ドッコイセ、ドッコイセ」と踊り歩かはります。

 子ども大会や学生大会、プラカードコンテストなんかも開かれて、まちじゅうがひとつになる夏の夜どす。近年は2013年の爆発事故や2014年の豪雨災害、2020年のコロナ禍で開催が難しい年もあったそうやけど、2024年からは花火大会を「福知山HANABI」として別日程に分けるなど、形を変えながらも祭りの灯は消さんと続けられてますんや。広小路通りいっぱいに響く太鼓と掛け声、浴衣の裾がひるがえる様子を想像するだけで、こっちまで体が動きそうになりますなあ。

🏮 市指定の無形文化財、受け継ぐ人らの誇り

 福知山音頭と踊は、市の無形文化財として指定を受け、福知山踊振興会の皆さんによって大切に受け継がれてますんや。ただの余興やのうて、地域の誇りとして次の世代へ手渡されてきた踊りやと思うと、ドッコイセいうかけ声の重みがぐっと増しますえ。

 毎年夏になると練習に励まはる姿や、本番の広小路通りで汗だくになりながらも笑顔で踊らはる姿を見てると、400年前に城普請で唄い出した領民さんらの息づかいが、今もちゃんと生きてるんやなあと感じますんや。

📍行っ得メモ

・福知山ドッコイセまつりは毎年8月14日〜16日と、翌週の週末に開催
・市民総踊り大会の会場は福知山駅前の広小路通り
・詳しい日程やイベント内容は福知山市商業観光課(0773-24-7076)へ確認を

 16もの手数を持つ踊りを、汗かきながらも笑顔で踊りきらはる福知山の人らのド根性、ほんまにかっこええなあと思いますんや。ドッコイセ、ドッコイセ言う掛け声には、400年分の踏ん張りがぎゅっと詰まってる気がしますえ。

 そんな熱気溢れる盆踊りの夜のあとには、キリッと冷やした純米大吟醸YUTAKA(豊)をガラスの盃でいただくんがようございますえ。踊り疲れた体に、すっと染み込む涼やかな吟醸香と、後味のきれいな旨みが心地よろしいて、火照った体をそっと鎮めてくれますんや。ドッコイセの余韻に浸りながら、盃を傾けるひととき、これがまた格別どすなあ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 福知山音頭の起源は何どすか?
A. 天正年間、明智光秀公が福知山城を改修した際、石材や木材を運ぶ領民が「ドッコイセ、ドッコイセ」と唄い出したのが始まりと伝わっています。現在の踊りの形に統一されたのは幕末の慶応の頃やと言われ、400年余りの歴史を持つ盆踊りどす。

Q. なぜ日本一難しい盆踊りなんどすか?
A. 福知山音頭には16もの手数があると言われ、盆踊りとしては珍しいほど複雑な振り付けやそうどす。軽快でありながら優雅に踊るのは至難の業で、そのため「日本一難しい盆踊り」と語られることもあるようどす。

Q. 福知山ドッコイセまつりはいつ開催されますか?
A. 毎年8月14日から16日の3日間と、翌週の週末の2つの期間に分けて開催されます。市民総踊り大会や花火大会、子ども大会、学生大会、プラカードコンテストなど盛りだくさんの内容で、福知山の夏を代表するお祭りどす。

Q. 初心者でも踊りに参加できますか?
A. 市民総踊り大会は住民の皆さんが揃って踊る催しで、地域ぐるみで受け継がれてきた踊りどす。初めての方の参加方法や詳しい振り付けの練習会などは、福知山市商業観光課(0773-24-7076)へお問い合わせになるんが確実どす。

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