海の京都物語 第494話 大江山のふもとで鬼がぎょうさん出迎えてくれはる博物館、酒呑童子はんの里で平成の大鬼とご対面どすえ|日本酒YUTAKA(豊)
「海の京都物語」、気ぃついたらもう494話まで来てしもたんどすなあ。福知山市ゆうたら、明智光秀はんの福知山城や、酒呑童子はんの大江山の鬼伝説を、これまでぎょうさんご紹介してきましたなあ。
せやけど今日は、その鬼伝説を「体感」できる場所へご案内したいんどす。大江山の登山口、福知山市大江町仏性寺にある「日本の鬼の交流博物館」どす。鬼をテーマにした博物館ゆうんは全国でも珍しゅうて、うちも前から気になっとったんどすえ。
👹 出迎えるんは高さ5メートルの大鬼どす
博物館の入り口で来館者を迎えてくれはるんが、「平成の大鬼」ゆう巨大な鬼瓦どす。高さ約5メートル、重さ約10トン、全国各地の瓦を集めて作られたもんで、この博物館の象徴にもなっとります。
初めて目にした時は、その大きさに思わず足が止まってしまいましたんえ。青空を背にそびえる鬼瓦の迫力ゆうたら、写真で見るんとはえらい違いどした。
🌏 日本の鬼、世界の鬼、約600点がずらり
館内の常設展示は「日本の鬼」「世界の鬼」「大江山の鬼伝説」「鬼瓦のうつりかわり」「鬼とむきあう人たち」の5つのコーナーに分かれとって、資料や面など合わせて約600点が並んどります。
「世界の鬼」のコーナーには外国の仮面も展示されとって、目に見えへん恐ろしいもんを畏れる気持ちは、国が違うても同じなんやなあと、しみじみ感じさせられるんどすえ。
👺 酒呑童子だけやのうて、鬼伝説は全部で3つ
「大江山の鬼伝説」コーナーでは、源頼光と渡辺綱はんらに討たれたゆう酒呑童子の伝説だけやのうて、日子坐王による土蜘蛛退治、麻呂子親王による鬼退治ゆう、合わせて3つの伝説が紹介されとります。
酒呑童子はんの話はこの連載でも前に触れましたけど、こないして博物館で改めて向き合うと、大江山ゆう山が、どんだけ長いこと「鬼の住む山」として語り継がれてきたかが、よう分かるんどすえ。
🏔️ 鬼瓦の歴史と、山あいの静けさと
「鬼瓦のうつりかわり」コーナーでは、時代によって表情を変えてきた鬼瓦の歴史をたどることができ、博物館のすぐ隣には宿泊施設「大江山グリーンロッジ」も建っとります。
大江山の緑に囲まれた一帯はしんと静こうて、鬼のお面と向き合うとる間、都会の喧騒をすっかり忘れてしまいますんや。山の空気を吸い込むたび、肩の力がすーっと抜けていく気ぃがしましたわ。
📍行っ得メモ
・所在地:京都府福知山市大江町仏性寺909
・開館時間:9時〜17時(最終入館16時30分)
・休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月28日〜1月4日
・入館料:大人330円、高校生220円、小中学生160円
・アクセス:京都丹後鉄道大江駅から町営バスで約20分「大江山の家」下車徒歩2分、車は京都縦貫自動車道・舞鶴大江ICから約15km
・駐車場:50台(無料)
・問い合わせ:0773-56-1996
鬼ゆうんは、ただ怖いだけの存在やのうて、人間の心にずっと棲みついてきた「畏れ」そのものを映す鏡なんやなあと、この博物館を巡りながら思わされましたんどす。
帰り道、大江山の冷とうなった空気に当てられた体を温めよう思うて、ぬる燗にしたYUTAKAをぐい呑みで一杯いただきました。酒呑童子はんが頼光はんに振る舞うたという伝説の酒ほど豪快やのうても、ふくよかな米の旨みと柔らこうな口当たりが、鬼退治ならぬ旅の疲れをすっと退治してくれるような味わいどしたわ。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 日本の鬼の交流博物館とはどんな施設どすか?
A. 福知山市大江町、大江山の登山口に建つ、鬼をテーマにした博物館どす。「日本の鬼」「世界の鬼」「大江山の鬼伝説」など5つの常設コーナーがあり、資料や仮面など約600点を展示。入口には高さ5メートルの巨大な鬼瓦「平成の大鬼」が来館者を迎えてくれますんえ。
Q. 酒呑童子の伝説と関係あるんどすか?
A. はい、「大江山の鬼伝説」コーナーで酒呑童子の伝説が紹介されとります。源頼光と渡辺綱はんらに討たれたという物語に加えて、日子坐王の土蜘蛛退治、麻呂子親王の鬼退治も合わせて、大江山に伝わる3つの鬼伝説として学べるんどすえ。
Q. 開館時間や入館料はどのくらいどすか?
A. 開館時間は9時から17時(最終入館16時30分)で、月曜(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日、12月28日から1月4日は休館どす。入館料は大人330円、高校生220円、小中学生160円と、気軽に立ち寄れる値段になっとります。
Q. 鬼めぐりの後にはどんな飲み方がええ?
A. 大江山をぐるっと巡って体が冷えた日には、ぬる燗にしたYUTAKAがようこうて、お腹の底からじんわり温もりますんや。ぐい呑みでちびりちびり傾けながら、酒呑童子はんの伝説に思いを馳せる、そんな一杯もまた一興どすえ。
京都 丹後