海の京都物語 第519話 舞鶴線にぽつんと佇む淵垣駅どす、オムロンの工場と由良川の田んぼに挟まれた無人駅を訪ねましたんどす|日本酒YUTAKA(豊)

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 海の京都物語も、おかげさんで519話を数えますんどす。綾部市だけでも、グンゼの記念館から大本の梅松苑、水源の里の渓谷まで、ほんまにぎょうさんの舞台を巡らせてもろてきました。

 せやけど今日は、観光パンフレットの表紙を飾るような派手な場所やのうて、ホームが一本だけの、小さな小さな駅のお話どす。綾部駅から舞鶴線をひと駅下った先にある「淵垣駅」、ご存知どすか。

🚉開業から65年、今も無人のままのホーム

 淵垣駅は、京都府綾部市林の下淵垣町にある、JR西日本・舞鶴線の駅どす。開業は1960年3月29日、綾部駅から舞鶴方面へ5.3キロほど下った場所に位置しとります。

 ホームは地上の単式一面一線のみ、駅舎いうもんは最初から無うて、屋根付きの待合スペースがあるだけどす。1987年の国鉄民営化でJR西日本の駅となってからも、ずっと無人駅のままどす。

🏭オムロンの事業所と田んぼが隣り合う景色

 駅の周辺には、電子機器メーカー・オムロンの綾部事業所をはじめ、綾部カントリークラブ、そして綾部工業団地や綾部市工業団地が広がっとります。

 改札を出て振り返ったら、片側には工業団地の建物、もう片側には田んぼと山並み。ホームに降り立った瞬間、都会と里山がいっぺんに目に入ってくるような、不思議な感覚を味わいましたんどす。

📊376人という数字が物語ること

 2023年度の1日あたり平均乗車人員は376人、2016年度の平均167人と比べると、ずいぶん数字が伸びとります。無人駅でありながら、地域の暮らしにしっかり根付いとる証どすなぁ。

 通勤時間帯には工業団地へ向かうんやろう人らが数人、ホームに立ってはりました。特急も急行も止まらへん、各駅停車だけが律儀に停まる駅どすけど、そこにはちゃんと生活のリズムがありましたんどす。

🌾ホームに吹く、里山の季節の風

 四方を山に囲まれた土地やさかい、秋は稲穂の匂いと虫の声がホームいっぱいに広がっとりました。待合スペースの屋根の下に座って空を見上げたら、綾部駅の賑わいとはまた違う、ゆったりした時間が流れてましたんどす。

 地図には載りきらへんような小さな駅やけど、こういう場所にこそ、普段の綾部の暮らしがそのまま残っとるんやなぁと、しみじみ感じ入りましたんどす。

📍行っ得メモ

・淵垣駅はJR西日本・舞鶴線、綾部駅から舞鶴方面へひと駅(約5.3km)
・住所は京都府綾部市林の下淵垣町
・開業は1960年3月29日、現在も無人駅
・ホームは一面一線のみ、駅舎はなく屋根付きの待合スペースのみ
・周辺にはオムロン綾部事業所、綾部カントリークラブ、綾部工業団地が点在
・停車するのは普通列車のみ

 華やかな観光地やのうても、こうして毎日誰かの通勤や暮らしを支えとる駅がある。綾部の奥深さを、また一つ教えてもろた気がしますんどす。

 駅前に自動販売機すら見当たらへん淵垣駅どしたが、宿に戻ってから盃に注いだYUTAKA(豊)の澄んだ味わいは、あの静かなホームの空気とよう似合いましたんどす。キンと冷やした純米大吟醸を、ひと仕事終えた体にゆっくり染み込ませる、そんな一杯どした。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 淵垣駅はどこにありますか?
A. 淵垣駅は京都府綾部市林の下淵垣町にある、JR西日本・舞鶴線の無人駅どす。綾部駅から舞鶴方面へ5.3キロほど下った場所に位置し、普通列車のみが停まる、ホーム一面一線だけの小さな駅どすえ。

Q. 淵垣駅はいつ開業しましたか?
A. 淵垣駅が開業したのは1960年3月29日どす。1987年の国鉄民営化でJR西日本の駅となり、現在もホーム一面一線だけの小さな無人駅として、毎日の通勤や通学という地域の足をしっかり支え続けとります。

Q. 駅の周辺には何がありますか?
A. 駅の周辺には、電子機器メーカー・オムロンの綾部事業所や綾部カントリークラブ、綾部工業団地・綾部市工業団地が広がっとります。田んぼの風景と工業団地が同居する、綾部らしい景色が楽しめますんどす。

Q. YUTAKAはどう楽しむのが良い?
A. 静かな駅を訪ねた後は、宿でキンと冷やした純米大吟醸YUTAKA(豊)をお猪口でゆっくりと。澄んだ米の旨みが、里山と工業団地が隣り合う綾部の一日の余韻に、すっと寄り添ってくれますんどす。

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