海の京都物語 第57話 ❄️ 雪の天橋立を一字に見る、大内峠は歌人の恋した峠やったんどす

海の京都物語 第57話 ❄️ 雪の天橋立を一字に見る、大内峠は歌人の恋した峠やったんどす

こんにちは、豊(YUTAKA)の「中の人」どす🍶❄️

 今日はちょっと寒い日に、うちがいちばん好きな与謝野町の絶景をご案内しますえ。その名も大内峠一字観公園(おおうちとうげ いちじかんこうえん)。……名前だけ聞くと難しそうどすなぁ😅 でも中身はとってもロマンチックなんどす。

 標高166mの高台にあるこの公園、日本三景・天橋立には「四大観」いうて、四方から眺める名所があるんどす。宮津市文殊エリアの飛龍観、府中エリアの昇龍観、獅子エリアの雪舟観……そして与謝野町のこの峠から望むのが**「一字観」**。お松の並木が、海の上に横一文字にすーっと伸びて見えるから、その名がついたんやそうどす✨ 園内の遊歩道は1周たった15分ほど。のんびり歩くのにちょうどええんどす🚶♀️

 ここはただの展望台やあらしまへん。松尾芭蕉に、与謝蕪村、そして与謝野町ゆかりの歌人・与謝野寛(鉄幹)と晶子ご夫婦も、この峠の景色に心をうたれて、ようけの歌を詠まはったんどす。 昭和5年(1930年)の5月、おふたりはこの大内峠から天橋立を望んで――

 晶子はん:「たそがれの 霧よな巻きそ いにしへが われにのこせる 天橋立」

 鉄幹はん:「たのしみは 大内峠に きはまりぬ まろき入江と ひとすぢの松」

と詠まはりました📜 峠から妙見宮へ向かう道には、本のしおりをかたどった石碑があって、両面にこのお歌が刻まれてるんどす。園内をてくてく歩くと、あちこちに歌碑や句碑が立っていて、まるで昔の歌人と一緒にお散歩してるみたいな気持ちになりますえ😌

 そして……冬。ここからが本番どす❄️

寒〜い朝、天橋立のお松の一本いっぽんに、細っかい雪が積もる日があるんどす。日本海の風物詩「幻雪(げんせつ)」。日が昇るとすぐ融けてしまう、ほんまに一瞬の景色。 雪化粧した天橋立が、海の上を渡る白い龍みたいに見えて……うち、初めて見たとき、思わず「はぁ〜」て声が出てしもたんどす🐉🤍

 そんな絶景を眺めたあとは、体の芯から温まりたぁなりますやろ? そこで登場するのが、丹後の冬の王様――松葉ガニどす🦀 丹後の海で獲れるズワイガニの雄で、間人(たいざ)の港に揚がるものは緑のタグを付けて「間人ガニ」と呼ばれる別格の味。水揚げがほんのわずかやさかい、「幻のカニ」とも呼ばれますんえ。甘ぁて、ぷりっぷりで……もう、語り出したら止まらしまへん😍
で、うちのいちばんのおすすめが、松葉ガニの「甲羅酒(こうらざけ)」なんどす。焼いた甲羅に残ったカニ味噌の香ばしさに、あっつあつに燗をつけた豊をとぽとぽ〜っと注いで、くるっと混ぜていただく。カニの旨みとお酒のふくらみが溶け合うて、それはもう……雪の夜のごちそうどす🍶🔥

 さぁ、次は「YUTAKAを一杯」のコーナーどすえ👇

❄️ 大寒の夜、夫婦ふたりで「松葉ガニの甲羅酒」× 雪見酒

 一年でいちばん寒い二十四節気「大寒」(例年1月20日ごろ)。外は しんしんと雪。そんな夜こそ、夫婦水入らずで味わってほしいのが、松葉ガニの甲羅酒どす。
まず、焼きガニでカニの身をたっぷり堪能したら、カニ味噌の残った甲羅はまだ捨てたらあきまへんえ😌 その甲羅を火にすこしあぶって、香ばしさを立たせたら――熱燗にした豊(YUTAKA)をとぽとぽと注ぎます。純米大吟醸のふくよかな甘みが、カニ味噌のコクをふわっと抱きしめて、湯気と一緒にえも言われん香りが立ちのぼるんどす🍶💨

 窓の外の雪をふたりで眺めながら、ひとつの甲羅を「熱いうちにどうぞ」て差し出しおうて、ちびりちびり。焼きガニ、茹でたセコガニの内子、カニすき……どれと合わせても、豊はカニの甘みをすっと引き立ててくれますえ🦀🤍

 一年のいちばん寒い夜を、いちばんあったかい一杯で。大寒の甲羅酒、夫婦の雪見酒――これぞ海の京都・与謝野の冬の醍醐味どす。今宵は豊で、ぬくもりを一杯どうぞ🍶

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