第72話 大宮町・常吉「日本一小さな百貨店」つねよし百貨店の物語|日本酒YUTAKA(豊)

第72話 大宮町・常吉「日本一小さな百貨店」つねよし百貨店の物語|日本酒YUTAKA(豊)

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京丹後市シリーズも第72話どす。前回の第71話では峰山町を巡りましたけど、今日は大宮町へ足を延ばしますえ。第63話では大宮売神社をご紹介しましたけど、大宮町にはもう一つ、京都府北部の山あいでずっと大切にされてきた「食と暮らしの拠点」があるんどす。それが、常吉(つねよし)地区の『つねよし百貨店』どす。

🏪 常吉村営百貨店、はじまりの物語

 大宮町常吉地区に「つねよし百貨店」ができたんは1997年のことどす。当時、地域の農協(JA)支所の廃止が決まりかけとって、「このままやと買い物難民になってしまう」と危機感を持った地元の有志33人が、合計350万円を出資して「常吉村営百貨店」を立ち上げはったんどす。2000年には自治大臣表彰・農林水産大臣表彰も受けはった、いわば地域おこしの先駆けどすなあ。

🌾 棚に並ぶんは、常吉のうまいもんばっかり

 店の名前は「百貨店」やけど、実際は「タワシ1個から配達します」がモットーの、なんでも揃う地域の台所どす。地元の畑でとれた野菜や果物、手作りの保存食、常吉産の一般食品やお菓子まで、大宮の暮らしそのものが詰まっとります。大根の漬物は催事で一日800本売れたこともあるほどの人気どしたし、近ごろは日本蜜蜂のはちみつが売上ナンバーワンになっとるそうどす。地酒やワインも並んどって、丹後土産探しにもぴったりどすえ。

🤝 継業10年、東田夫妻が守る「お互いさま」の商い

 2012年の夏、初代の社長さんが体調を崩さはって一度は店を閉めることになったんどすけど、同じ年の11月、東田一馬さん・真希さんご夫妻が「チャレンジ!つねよし百貨店」として再スタートを切らはりました。今ではコワーキングスペースやまちライブラリーも備えて、高齢者への配達や見守りまで担う、地域のインフラのような存在どす。「日本一小さな百貨店」と呼ばれながら、常吉地区の暮らしを最期の日まで支えたいという想いで、今日も暖簾を掲げてはります。

📉 人口が半分になっても、灯り続ける店

 常吉地区の人口は1997年ごろに約800人やったのが、2009年には600人、2022年には400人にまで減ったという話もあります。それでも百貨店が灯り続けとるんは、「ここに店があるから暮らせる」という住民の声があるからやと思います。過疎という言葉だけでは片づけられん、支え合いの物語がここにはあるんどす。

📍行っ得メモ

・店名:つねよし百貨店
・所在地:京都府京丹後市大宮町上常吉123-2
・営業時間:9:00〜18:00(情報源により10:00〜18:00の記載もあり、来店前にご確認を)
・定休日:火曜日
・最寄りスーパーまで約4km、山あいの常吉地区にあります
・地元の農産物、手作り保存食、日本蜜蜂のはちみつ、地酒・ワインなどが購入可能

🍶YUTAKAを一杯

 つねよし百貨店の店先に並ぶ大根の漬物や日本蜜蜂のはちみつを肴に、純米大吟醸YUTAKAをきりっと冷やでいただく。漬物のポリポリとした食感と山田錦由来のふくよかな米の旨みが響き合い、はちみつをひとさじ添えれば、辛口のキレがふわっと甘やかに包まれます。常吉の山あいで代々受け継がれてきた「お互いさま」の味と、丹後の水がつないだ日本酒と、どちらも人の手と時間が育てたもんのゆっくり味わうてほしいどす。

常吉の小さな店に灯る温かい光と、そこに集うたくさんの「おかげさま」。京丹後市シリーズ、次はどの町へ向かいましょうか。

ほな、また次回の京丹後市シリーズでお会いしましょう🏮

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. つねよし百貨店はどこにあるどすか?
A. 京都府京丹後市大宮町上常吉123-2、丹後半島のほぼ中央にある山あいの常吉地区にありますんや。最寄りのスーパーまで約4kmという、ちょっと足を延ばさなあかん場所どすけど、それだけに地域の暮らしを支える大切な拠点になってますのや。

Q. 「日本一小さな百貨店」と呼ばれる理由はなんどすか?
A. 1997年に地元有志33人が出資して立ち上げた小さなお店やのに、食料品から日用雑貨、地元の農産物まで「タワシ1個から配達します」の心意気でなんでも揃えてはるからどす。規模は小さくても品揃えの心意気は本物の百貨店やということで、この愛称が定着しましたんどす。

Q. どんな食べ物や特産品が買えるどすか?
A. 常吉の畑でとれた野菜や果物、手作りの保存食、大根の漬物、それに近ごろ売上ナンバーワンやという日本蜜蜂のはちみつなどが並んでます。地酒やワインもあるさかい、丹後土産を探すのにもぴったりどすえ。

Q. 純米大吟醸YUTAKAとはどう合わせたら楽しめますか?
A. 大根の漬物やはちみつのような、素朴で滋味深い常吉の味とは相性抜群どす。冷やでキリッと合わせれば漬物の塩気と米の旨みが響き合いますし、はちみつを少し添えれば辛口の余韻がやわらこうなって、また違う表情を見せてくれますえ。

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