海の京都物語 第315話 輪になってドッコイセ、福知山音頭に合わせ広小路通りと駅北口で二日間踊りはる福知山踊りのお盆なんどすえ|日本酒YUTAKA(豊)

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 海の京都物語、第315話どす。これまで福知山編では、明智光秀はんゆかりの福知山城や、十六手数の難しさで名高い福知山音頭と踊のことを、何度かお話させてもろてきました。今日はその福知山踊りを、ちょっと違う角度から覗いてみたいんどす。

 もっとも今日は十月十五日、夏の盛りはとうに過ぎてしもうて、福知山の街は静かなもんどす。せやさかい今日は、これまでの夏にこの目で見てきた輪踊りの景色を思い出しながら、来年の夏への楽しみをちょっとずつ膨らませていくお話にさせてもろうてよろしおすか。

🏮 ドッコイセの掛け声、始まりは城普請どす

 福知山踊りの起こりは、明智光秀はんが福知山城を築かはったとき、領民さんらが石材や木材を運ぶ際に「ドッコイセ、ドッコイセ」と声を合わせて働かはったことやと伝えられとります。四百年を超える歴史を持つ盆踊りやそうどす。

 重たい石を担ぎながらも、どこかしら調子ようて面白うなる掛け声どす。汗だくで働く領民さんらの合いの手が、いつしか夏の夜に輪になって踊る盆踊りへと姿を変えていかはったんやなあと思うと、なんや胸の奥がじんわりしますんえ。

🎐 輪になって踊る、自由参加のぬくもりどす

 福知山踊りの中心は、市民や団体の踊り手さんらが「ドッコイセ」の掛け声とともに輪を作って踊る輪踊りどす。決まった団体の人やのうても、飛び入りで輪に加わらはってもかめへんそうで、浴衣姿の子から観光客さんまでが一緒くたになって踊らはるんどすえ。

 日が落ちて提灯の明かりがぽつりぽつりと灯りだす頃、太鼓の音に合わせて輪がだんだん大きゅうなっていく様子は、何べん見てもほっこりします。隣で踊ってはる人の掛け声に、思わずこっちまで「ドッコイセ」と声が出てしまいますんや。

📅 広小路と駅北口、二つの夜どすなあ

 令和八年(2026年)は、八月十四日(金)の十四時から二十一時まで広小路通りと御霊公園で、お化け屋敷や魚つかみ、ウォーターライブなどと並んでドッコイセこども大会と福知山踊りが行われ、十九時半からは総踊りが始まるそうどす。続く八月二十五日(火)の十九時から二十一時には、福知山駅北口公園で市民総おどり大会が開かれ、福知山淑徳高校はんの和太鼓演奏も披露されるとのことどす。

 同じ福知山踊りでも、広小路の賑やかな夜店の空気と、駅北口で太鼓の音が響く夜とでは、ちょっとずつ表情が違うんどす。二晩に分けて楽しめるさかい、どっちの夜に行こうか迷うてしまうのも、福知山の夏ならではの贅沢な悩みどすなあ。

🏆 市が守る宝、次の世代へつなぐ思いどすえ

 福知山踊りの正式な名は「福知山音頭と踊」いうて、福知山市の指定無形民俗文化財にもなっとるそうどす。ある年には期間中にのべ約一万人もの人出があったと伝えられとって、入場は無料どす(開催日程や内容は年によって変わりますさかい、お出かけ前には福知山商工会議所はんへの確認をおすすめしますえ)。

 こどもの踊り大会があるのも、この踊りがただの観光イベントやのうて、地元のお年寄りから子どもへとちゃんと受け継がれてきた証やと思います。浴衣の裾を翻しながら、おじいちゃんの手つきを真似て踊る小さい子の姿を見ると、四百年という時の長さをふと感じますんや。

📍行っ得メモ

・福知山ドッコイセまつり・福知山踊りは毎年8月、お盆の時期に開催(2026年は8月14日・25日)
・会場は広小路通り・御霊公園(8月14日)と福知山駅北口公園(8月25日)の二箇所
・輪踊りは飛び入り参加OK、入場無料どす
・日程や内容は年によって変わるため、お出かけ前に福知山商工会議所(0773-22-2108)へご確認を

 十月の静かな福知山を歩きながら、去年の夏に聞いた「ドッコイセ」の掛け声を思い出すと、来年の夏がもう待ち遠しゅうなってきますんや。四百年前の石運びの汗が、今も輪になって踊る人々の笑顔につながっとるて思うと、ただの盆踊りやのうて、福知山の暮らしそのものを見せてもろうてる気ぃがしますんえ。

 踊り疲れて帰った夜には、キリッと冷やしたYUTAKA(豊)をガラスの盃にそっと注いで、ひと息つくのがうちのお決まりどす。十度前後まで冷やすと、踊りで火照った体にすうっと染みる涼やかな香りが立って、輪踊りの余韻をそのまま静かな一人の時間に変えてくれますんえ。提灯の灯りを思い出しながら傾ける一杯は、来年の夏への何よりのご馳走どす。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 福知山踊りはいつ開催されますんどすか?
A. 毎年8月のお盆の時期に「福知山ドッコイセまつり」として開催されます。2026年は8月14日(金)に広小路通り・御霊公園で、8月25日(火)に福知山駅北口公園で行われる予定どす。日程や会場は年によって変わることがあるため、お出かけ前に福知山商工会議所など公式情報のご確認をおすすめしますえ。

Q. 輪踊りは誰でも参加できますのか?
A. はい、福知山踊りの輪踊りは市民や団体の踊り手さんだけやのうて、飛び入りでの参加も歓迎されとるそうどす。浴衣でなくても普段着のまま輪に加わらはる方も多く、入場も無料どす。踊り方が分からんでも、周りの人の掛け声や手の動きを真似るだけで自然と楽しめますんえ。

Q. 福知山踊りの由来はなんどすか?
A. 明智光秀はんが福知山城を築かはった際、領民さんらが石材や木材を運ぶときに「ドッコイセ、ドッコイセ」と声を合わせて働かはったことが始まりと伝えられとります。四百年を超える歴史を持ち、「福知山音頭と踊」として福知山市の指定無形民俗文化財にもなっとるそうどす。

Q. 盆踊りの後にYUTAKAを楽しむコツは?
A. 踊りで火照った体には、十度前後までキリッと冷やしたYUTAKA(豊)をガラスの盃で楽しむのがおすすめどす。涼やかな香りがすっと鼻に抜けて、賑やかな輪踊りの余韻を落ち着いた気分へと変えてくれますんえ。来年の夏を待つ間の晩酌にも、ぜひ思い出しておくれやす。

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