海の京都物語 第446話 栗田湾見下ろす栗田半島に、近畿でただ一つの水産・海洋系単独校があるて知ってはりますか、実習船みずなぎの話どす|日本酒YUTAKA(豊)

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 「海の京都物語」も気づけば四百四十六話を数えるようになりました。天橋立の絶景や智恩寺の智恵、宮津城下町の路地裏まで、宮津のあちこちをご案内してきましたんやけど、今日は観光地図にはなかなか載らへん、海と共に生きる人を育てる「学び舎」のお話をさせてもらいますえ。

 宮津市街地から天橋立をはさんで対岸にあたる栗田半島。その栗田湾のほとりに、近畿地方でただ一つの水産・海洋系単独高校、京都府立海洋高等学校があるんどす。

🚢近畿でただ一つの水産・海洋系単独校どす

 京都府立海洋高等学校は、京都府宮津市字上司1567-1に校地を構え、栗田湾に面して建ってますんえ。学校案内によりますと、近畿地方で水産・海洋系の学科だけを置く単独校はこの学校だけやそうどす。

 創立は明治31年(1898年)11月。百年を優に超える歴史を持ち、今も丹後の海の暮らしを支える人材を育て続けてはりますんえ。

⚓実習船「みずなぎ」が教えてくれる海の技

 校内には実習船「みずなぎ」があり、総トン数は185トン。生徒はんはこの船に乗り込んで、底曳網漁業の実習にあたらはるんどす。

 海が荒れた日には、無理に漁の実習をするんやのうて、海洋観測の実習に切り替えるそうで、安全を大事にしながら海の仕事を一から学んではりますんえ。

🎓海で学び、海で暮らす日々

 1年生の間は「海洋学科群」として一括で学び、2年生からは海洋科学科・海洋工学科・海洋資源科と、それぞれの進路に合わせた学科・コースに分かれていかはります。

 全校生徒の約半数は寮や下宿で暮らしとるそうで、親元離れて海のそばで青春を過ごす子ォもぎょうさんいてはりますんやろなあ。部活動の加入率は五年連続で95%を超えとるそうどすから、学びも暮らしも、ほんまに海と共にある学校どすなあ。

🌊127年の歴史がつなぐ港町の未来

 明治31年の創立からこのかた、幾多の時代の荒波をくぐり抜けて、海洋高校は丹後の海の仕事を支える若者を送り出し続けてきました。近畿でただ一つという看板は、裏を返せば、それだけ丹後の海が水産教育の地として選ばれ続けてきた証でもありますやろ。

 栗田湾の静かな波音を聞きながら実習に励む生徒はんの姿は、派手さはのうても、海の京都の未来をしっかり支えてはる、ほんまに尊い営みやと思いますえ。

📍行っ得メモ

・所在地は京都府宮津市字上司1567-1、栗田半島の栗田湾沿いどす
・近畿地方でただ一つの水産・海洋系単独校で、創立は明治31年(1898年)どす
・実習船「みずなぎ」(185トン)で底曳網漁業実習や海洋観測実習を行ってはります
・現役の高校につき校内見学は基本的にでけしまへん、栗田湾沿いの道から外観を望むくらいにしとぉくれやす

 観光地として名高い天橋立のすぐ近くに、こないな海の学び舎があるて、うちも今回調べてみてはじめて知りましたんや。派手な観光スポットやのうても、海と共に生きる人を育てる場所があるいうんは、海の京都らしい、ほんまに誇らしい話どすなあ。

 栗田湾を渡る潮風を思い浮かべながら、今夜のYUTAKAは冷や、十度くらいに冷やしてガラスの盃でいただきますえ。すっと喉を通る涼しげな口当たりが、底曳網で揚がったばかりの白身魚の刺身なんぞと合わせたら、海の仕事の清々しさまで一緒に味わえる気ぃがしますんや。

ほな、また次回のお楽しみに。 これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 海洋高校は見学できますんか?
A. 現役の高校どすので、気軽な校内見学は基本的に難しいんどす。栗田湾沿いの道から校舎や実習船「みずなぎ」の姿を遠目に眺めることはでけますので、お訪ねの際はそっと外から見守ってあげておくれやす。

Q. 実習船みずなぎってどんな船どす?
A. 総トン数185トンの実習船どす。生徒はんはこの船に乗り込んで底曳網漁業の実習にあたらはり、海が荒れた日には無理せず海洋観測実習に切り替えて、安全を第一に海の仕事を学んではりますんえ。

Q. 学校はいつから続いとるんどす?
A. 創立は明治31年(1898年)11月どす。百年を優に超える歴史を持ち、近畿地方でただ一つの水産・海洋系単独校として、1年生は海洋学科群で一括して学び、2年生から専門の学科・コースに分かれて、今も丹後の海を支える人材を育て続けてはります。

Q. 栗田湾はどのあたりにあるんどす?
A. 宮津市街地から天橋立をはさんで東にあたる、栗田半島の入り江どす。京都府立海洋高等学校はその栗田湾に面して建ってはり、実習船みずなぎもこの湾から出入りしてますんえ。静かな漁村の風景が今も残る、知る人ぞ知る一角どす。

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