海の京都物語 第63話 大宮売神社:皇居の神さんも見守らはる、丹後二宮のお社どすえ|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語も第63話どす。前回は峰山町で、丹後ちりめん発祥の町と、金刀比羅神社の狛猫はんがうちハクレイ酒造と同じ天保3年(1832年)生まれやった、いう不思議なご縁のお話をさせてもろたどすなあ。今回はお隣、大宮町へ足を延ばして、丹後国二宮とも称される古社「大宮売神社(おおみやめじんじゃ)」を訪ねますえ。
🏛️ 宮中の神さんの、ふるさとどす
大宮売神社の主祭神は大宮売神(おおみやめのかみ)。実はこの神さん、平安時代の宮中で神祇官が祀ってはった「宮中八神」のお一人どす。延喜式内社で大宮売神をはっきりお祀りする神社は、全国でもここだけと伝わってますえ。皇居の奥深くで今も見守らはる神さんの、いわばふるさとがこの丹後の地にあった、いうわけどすなあ。境内にはもうお一柱、若宮売神(わかみやめのかみ)もお祀りされてます。
📜 千二百年を超えて刻まれた歴史
記録をたどると、平安時代の『新抄格勅符抄』(806年)にはすでに大宮売神社の名が見え、『日本三代実録』では859年に神階が従五位上に昇叙されたと記されてます。『延喜式神名帳』にも名神大社として名を連ねる、由緒正しいお社どす。せやのに境内からは弥生時代の生活の痕跡や、古墳時代の勾玉・管玉いうた祭祀の道具まで見つかってて、京都府の史跡にも指定されてます。神さんをお祀りする以前から、この土地はずっと祈りの場所やったんどすなあ。
🏮 松並木の参道と、鎌倉時代の灯りどす
一の鳥居から社頭まで約150mの参道は、両側にずらりと石燈籠が並び、松並木がしっとりした空気をつくってます。中でも本殿前に立つ一対の石燈籠は、鎌倉時代・徳治2年(1307年)の銘が刻まれた国の重要文化財どす。700年以上、変わらんと同じ場所に立ち続けてはる灯りの下を歩くと、時間の流れ方が変わってくるような、そんな気ぃがしましたえ。
🌾 織物と酒、五穀を見守らはる神さんという言い伝えも
大宮売神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)とする言い伝えがあり、織物や酒造を司る神さんとも伝わってます。もう一柱の若宮売神は豊受大神(とようけのおおかみ)とする説もあって、五穀豊穣を見守る神さんどす。せやから思わずうちのブランド名「豊-YUTAKA-」の一字と重なって、ちょっと嬉しなってしもたんどすえ。
📍 行っ得メモ
・所在地:京都府京丹後市大宮町周枳
・電車:京都丹後鉄道宮豊線「京丹後大宮」駅から徒歩約30分。または丹後海陸交通バスで「周枳」下車、徒歩約5分
・車:山陰近畿自動車道「京丹後大宮IC」から約5分。鳥居前に無料駐車場あり
・拝観:自由・無料(拝観時間の制限なし)
・お問い合わせ:0772-64-2454
🍶 YUTAKAを一杯 〜五穀豊穣を見守る神さんに、豊-YUTAKA-を〜
松並木の参道を抜けて、700年前の灯りに見送られながら歩いた後は、やっぱり一献いただきたなりますなあ。冷やしたグラスに純米大吟醸「豊-YUTAKA-」を注いだら、京丹後産山田錦らしい、すっと澄んだ香りが立ちますえ。酒造を見守らはる神さんに思いを馳せながら、大宮売神社の凛とした空気を思い出しつつ味わう一杯は、いつもよりちょっと背筋が伸びるような、そんな時間になりますどすえ。
千年以上も変わらんと丹後の地を見守ってきはった大宮売神社どす。京丹後市シリーズ、次はどの町へ向かいましょうか。楽しみにしといておくれやす。
ほな、また次回の京丹後市シリーズでお会いしましょう🍶
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 大宮売神社はどこにあり、「丹後国二宮」とはどういう意味どすか?
A. 大宮売神社は京都府京丹後市大宮町周枳に鎮座するお社です。「丹後国二宮」というのは、国内の神社に格式の順位をつけた「一宮・二宮」の呼び名の一つで、現在はこの称号で親しまれています。由緒の古さと格式の高さを表す呼び方として今に伝わっています。
Q. ご祭神の大宮売神とは、どんな神さんどすか?
A. 大宮売神(おおみやめのかみ)は、平安時代の宮中で神祇官が祀っていた「宮中八神」の一柱です。延喜式内社で大宮売神を明確に祀る神社は全国でもここだけと伝わっています。境内にはもう一柱、若宮売神(わかみやめのかみ)も祀られています。
Q. 境内の見どころを教えてください。
A. 本殿前に立つ一対の石燈籠が一番の見どころです。鎌倉時代・徳治2年(1307年)の銘が刻まれており、国の重要文化財に指定されています。一の鳥居から社頭まで約150mの参道には松並木と石燈籠が並び、境内地からは弥生・古墳時代の祭祀遺物も見つかっています。
Q. 参拝の後、YUTAKAをどう楽しんだらよろしいどすか?
A. 大宮売神は酒造を司る神さんとする言い伝えもあり、参拝の余韻とともに味わうのがおすすめです。冷やしたグラスに純米大吟醸「豊-YUTAKA-」を注いで、京丹後産山田錦らしい澄んだ香りをゆっくり楽しんでみてください。
京都 丹後