第77話 大正元年創業「おのじん」が守る峰山町の発酵の味|日本酒YUTAKA(豊)

第77話 大正元年創業「おのじん」が守る峰山町の発酵の味|日本酒YUTAKA(豊)

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京丹後市シリーズも第77話どす。前回第76話では久美浜町の神谷太刀宮神社を訪ねましたが、今回はまた峰山町に舞い戻ります。峰山言うたら第62話の丹後ちりめんと金刀比羅神社の狛猫、それにまた別の回で神社もお訪ねしましたなあ。せやけど今日はがらっと趣向を変えて、峰山の「食」にとことん迫ってみよごさいます。

🏭大正元年、峰山町で産声を上げた「おのじん」

 小野甚味噌醤油醸造は1912年(大正元年)創業どす。初代・甚左衛門はんが古里の峰山へ戻らはって、味噌と醤油づくりを始めはったんが始まりやそうどす。1927年には北丹後地震(マグニチュード7.3)が峰山の町を襲うて蔵も大きな被害を受けはったそうですが、その後醸造を立て直さはって、1949年には良い水を求めて現在の峰山町杉谷に移らはったんどす。1953年に会社として正式に設立され、今は親子4代にわたって味が受け継がれてます。

🍶京都府内でいち早く本醸造醤油を

 1975年、おのじんさんは京都府内でも先駆けて本醸造醤油の製造を始めはったそうどす。丹後産の大豆やお米を使こた「はごろも味噌」「黒豆長熟味噌」「特選田舎味噌」など、昔ながらの製法を守りながら丁寧に醸してはります。時間をかけた発酵の香りが、峰山の水と風土をそのまま映してるみたいどすなあ。

🍶酒粕生かした新商品「酒ひしお」

 2021年には、丹後・伊根町の向井酒造さんの日本酒「伊根満開」の赤米酒粕を使こた調味料「酒ひしお」を開発しはりました。再仕込醤油にとろみとフルーティーな甘みを重ねた一品で、ブリなど脂の乗った魚によう合うそうどす。伝統の醤油蔵が新しいアイデアもどんどん取り入れてはるところが、おのじんさんのすごいとこどすなあ。

🌏4代続く蔵と、世界へ広がる丹後の味

 親子4代で守ってきはった味は、2016年頃からアジアやヨーロッパにも輸出されるようになったそうどす。峰山の小さな蔵から生まれた味噌・醤油が、海を越えて届いてるやなんて、ほんまにロマンがありますなあ。

📍行っ得メモ

・名称:小野甚味噌醤油醸造株式会社(おのじん)
・所在地:京都府京丹後市峰山町杉谷300
・電話:0772-62-0476
・営業時間:10:00〜17:30
・定休日:日曜日
・オンラインショップでも購入可能どす

🍶YUTAKAを一杯

 おのじんさんのお味噌でこしらえた温かい味噌汁と、丹後の魚を「酒ひしお」でちょっと照り焼き風にした一皿を用意して、純米大吟醸YUTAKAをキュッと。発酵の旨みとお米の甘みが重なって、盃がついつい進んでしまいますわ。峰山の蔵人はんたちが守ってきはった発酵の技と、YUTAKAの吟醸香が、静かに響き合う夜どすなあ。

峰山町は絹だけやのうて、発酵の技もぎょうさん受け継いではる町どした。京丹後市シリーズ、次はどの町へ向かいましょうか。

ほな、また次回の京丹後市シリーズでお会いしましょう🍶

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. おのじんこと小野甚味噌醤油醸造は、いつから峰山町にあるどすか?
A. 1912年(大正元年)に創業した老舗の味噌醤油蔵どす。当初は峰山の別の場所で操業してはりましたが、1927年の北丹後地震を乗り越えたのち、1949年に醸造に適した水を求めて現在の峰山町杉谷へ移らはりました。1953年に会社として設立され、今も親子4代にわたって味が受け継がれてます。

Q. 「酒ひしお」とはどんな調味料どすか?
A. 2021年に開発された、再仕込醤油に丹後・伊根町の日本酒「伊根満開」の赤米酒粕を合わせた調味料どす。とろみとフルーティーな甘みが特徴で、ブリなど脂の乗った魚料理に合わせるのがおすすめどす。

Q. おのじんの商品はどこで買えますか?
A. 京都府京丹後市峰山町杉谷300の直売所(営業時間10:00〜17:30、日曜定休)でお求めいただけますし、公式オンラインショップからも購入可能どす。訪問前には念のため電話(0772-62-0476)で確認しはるのが安心どす。

Q. YUTAKAとおのじんの味噌・醤油はどう合わせたら美味しいどすか?
A. おのじんさんのお味噌でこしらえた温かい汁物や、丹後の魚を醤油や酒ひしおでさっと味付けした一皿と一緒に、純米大吟醸YUTAKAを合わせてみとくれやす。発酵の旨みとお米の甘みが重なって、ゆったりとした晩酌のひとときにぴったりどす。

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