海の京都物語 第114話 舞鶴自然文化園、季節だけ咲く花の楽園どすえ|日本酒YUTAKA(豊)
前回はふるるファームで、ポニーの乗馬体験や動物たちへの餌やり、焼きたてパンの香りに癒されはったんと違います?ふるるファームはほんまに家族連れに人気のスポットどしたなあ。せやけど舞鶴には、もうひとつ、静かに季節を待つ庭があるんどす。今日はそこ、「舞鶴自然文化園」へご案内しますえ。
舞鶴自然文化園は、舞鶴市多祢寺の高台に広がる約34.7ヘクタールの園どす。もともとは西武農場やった土地を、舞鶴市が買い取って整備しはったんどすて。年がら年中開いてるわけやのうて、椿・あじさい・紅葉、それぞれの花が咲く時期だけ門を開ける、ちょっと変わった庭園なんどす。
🌳旧西武農場の跡地に生まれた庭
園ができる前、この一帯は西武農場として使われとった土地やったそうどす。それを舞鶴市が引き継いで、貴重な植物を集めた自然文化園として整備しはったんどすなあ。
せやから普段は静かに眠っとって、椿園は3月中旬から下旬、あじさい園は6月中旬から下旬、紅葉園は11月中旬から下旬と、年に三回だけ、ぱあっと花の海が現れる仕組みになっとるんどす。
🌸椿・あじさい・紅葉、季節だけの花園
春に開く椿園には、なんと約1500品種、3万本もの椿が集められとって、色とりどりの花が咲き乱れる様子は見応え十分どす。
夏はおよそ2ヘクタールのあじさい園に、約100品種10万株ものあじさいが咲き誇って、谷いっぱいに広がる姿はまるで「あじさいの海」どすえ。秋になったら紅葉園が色づいて、園全体が紅葉の海に変わるんどす。
🌊展望デッキから望む舞鶴湾
園内には展望デッキがあって、そこから見渡す舞鶴湾の眺めがまた格別どす。里山に抱かれながら、遠くに海がきらりと光る景色は、舞鶴らしい海と山の両方を一度に味わえる贅沢などすなあ。
あじさいの谷を見下ろす観賞デッキからは、花の海の向こうに空と海が広がって、写真好きの人らがカメラ片手に見とれてはるんどす。
🌿芝生広場とメタセコイア並木、憩いのひととき
園内にはメタセコイアの並木道や、広々とした芝生広場、池のほとりも整備されとって、犬の散歩に来はる地元の人も多いんどす。リードさえつけとったら、わんちゃん連れでも入れますんえ。
花の時期になったら、お弁当持って芝生に座って、のんびり景色を眺める家族連れの姿もようけ見かけます。舞鶴の人にとっては、年に三度だけ訪れる特別な休日の景色なんどすなあ。
📍行っ得メモ
・住所:京都府舞鶴市字多祢寺24-12
・開園期間:椿園3月中旬〜下旬、あじさい園6月中旬〜下旬、紅葉園11月中旬〜下旬(それ以外は原則閉園)
・開園時間:9時〜17時(最終入園16時)
・入園料:大人500円、小中学生250円、未就学児無料(障害者手帳提示で半額)
・駐車場:無料100台+大型バス10台(2箇所)
・アクセス:JR東舞鶴駅から京都交通バスで約30分、舞鶴若狭自動車道舞鶴東ICから車で約15〜20分
一年のうちほんの短い時期しか門を開けん庭やからこそ、訪れるたび特別などすなあ。舞鶴湾を望む高台で、椿もあじさいも紅葉も、みんな精一杯咲いて、また静かに眠りにつく。そんな移ろいを見守ってきた舞鶴の人らの暮らしを思うと、なんや胸があったこうなりますんえ。
そんな展望デッキでの眺めを思い浮かべながら味わうなら、純米大吟醸YUTAKA(豊)は少し冷やして、10度前後の冷酒がよろしおす。すっきりとしたガラスの冷酒グラスに注いで、キリッと澄んだ吟醸香を鼻先に感じながらひと口。舞鶴湾の水面のきらめきみたいな、涼やかで綺麗な後味が、花の庭の余韻とよう合いますんえ。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 舞鶴自然文化園はいつでも入れますか?
A. いいえ、いつでも入れるわけやないんどす。椿園は3月中旬〜下旬、あじさい園は6月中旬〜下旬、紅葉園は11月中旬〜下旬と、年に三回、花が咲く時期だけ開園しますんで、お出かけ前に舞鶴市の公式情報で日程を確かめてから来はるのがよろしおすえ。
Q. 舞鶴湾は園内から見えますか?
A. 見えますえ。園内の展望デッキに立てば、里山の向こうに舞鶴湾がきらきら光って見えますんどす。あじさいの谷を見下ろす観賞デッキからも、花の海の向こうに空と海が広がる景色が楽しめて、写真を撮りに来はる人もようけいはります。
Q. 駐車場やアクセスはどうなってますか?
A. 無料駐車場が100台分と、大型バス用も10台分用意されとります。JR東舞鶴駅から京都交通バスで約30分、車やったら舞鶴若狭自動車道の舞鶴東インターチェンジから15〜20分ほどで着きますんで、日帰りでも気軽に寄れる場所どすえ。
Q. YUTAKAはどう味わうのがおすすめどすか?
A. 舞鶴湾を望む展望デッキの景色を思い浮かべながらやったら、純米大吟醸YUTAKA(豊)は10度前後に冷やして、すっきりしたガラスの冷酒グラスでどうぞ。澄んだ吟醸香とキリッとした後味が、花の庭を渡る風のような爽やかさを添えてくれますんえ。
京都 丹後