海の京都物語 第127話 郷土資料館でまるっと舞鶴の歴史を知るんどすえ|日本酒YUTAKA(豊)

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 前回は西舞鶴に残る明倫館の正門のお話をさせてもろて、藩校いう学びの場の面影に思いを馳せましたなあ。あの正門をくぐった先、いうたら大げさどすけど、舞鶴いうまちの歴史をもっと広う、まるっと知りたい思わはった方には、ぴったりの場所がありますのや。

 それが今回ご紹介する「舞鶴市郷土資料館」、愛称「舞鶴ふるさと発見館」どす。西舞鶴のまちなかにあるこの資料館、縄文時代から近代まで、舞鶴の歴史や文化をぎゅっと一箇所で学べる、いわば舞鶴を知るための入り口みたいな施設なんどすえ。

 どないな建物で、どないな経緯でできて、何が展示されてるんか。今日はゆっくりご案内しますよって、おつきあいくださいな。

🏛西総合会館の中にある資料館

 郷土資料館は、京都府舞鶴市字南田辺にある「舞鶴西総合会館」の1階に入ってますのや。もともとこの資料館は舞鶴市民会館の2階にあったんどすけど、その市民会館の建て替えに伴うて、今の西総合会館へと移ってきたいう経緯がありますんえ。

 平成28年(2016年)7月には、市役所西支所のエントランスに続くサロンスペースと展示室として、装いも新たにリニューアルオープンしましたんどす。それからは愛称も「舞鶴ふるさと発見館」いう名前で親しまれてますのや。

 約100平方メートルの展示室いうのは、そない広い空間やあらしまへんけど、そのぶん舞鶴の歴史がぎゅっと凝縮されてて、初めて訪ねはる方にも見て回りやすい大きさどすえ。

🏺縄文から古墳時代の考古資料

 展示室に入ってまず目を引くんが、縄文時代の埋葬用のかめや土製の耳飾り、古墳時代の鉄刀、飛鳥時代の木簡いうた、舞鶴の大地から出てきた考古資料の数々どす。海に面したこの土地で、大昔からずっと人が暮らしてきたことが、じかに伝わってきますのや。

 塩づくりに使われた土器や、海の祭祀に使われたいう銅鏡・玉類も展示されてて、「海とともに生きる」いうテーマがそのまま形になって並んでる感じどすなあ。

⚓北前船と日本海大交易の時代

 もうひとつの見どころが、北前船の模型や船箪笥など、日本海を舞台にした大交易の時代を伝える資料どす。舞鶴が日本海側の海運の要として栄えた歴史が、こういう品々からじんわり伝わってきますのや。

 城下町田辺にまつわる絵図なんかも展示されてますけど、田辺城やお城まわりの話は、また別の回でじっくりお話しする機会もあると思いますよって、今日はこのくらいにしときますな。

🎨糸井文庫と舞鶴の文化財

 郷土資料館の展示の中でも特に大事にされてるんが「糸井文庫」どす。舞鶴出身の糸井仙之助はん(1874〜1949)が集めはった浮世絵や書籍、古文書、郷土玩具など約2200点にもおよぶコレクションで、その大部分が1949年に舞鶴市へ譲渡されましたんどす。

 このうち酒呑童子や山椒大夫、浦島太郎いうた伝説上の人物にまつわる資料は、他ではなかなか見られへん貴重なものやそうで、舞鶴市の指定文化財にもなってますのや。歌川派の錦絵なんかも含まれてて、見応えがありますえ。

🗺舞鶴の歴史をまるっと学べる場所

 この郷土資料館は、赤れんが博物館や引揚記念館、田辺城資料館いうた、舞鶴市内の他の資料館・博物館と連携するガイダンス施設としての役割も担うてますのや。まずここへ来て舞鶴全体の歴史の流れをつかんでから、それぞれの資料館を巡らはると、より深う舞鶴を知ることができますんえ。

 古代の暮らしから城下町、そして海とともに歩んできた近代まで。舞鶴いうまちの奥行きを、一度にぎゅっと感じられる場所やと思いますのや。

📍行っ得メモ

・所在地:〒624-0853 京都府舞鶴市字南田辺1番地 舞鶴西総合会館1階
・アクセス:JR西舞鶴駅から徒歩約10分、バス停「本町」から徒歩約3分、舞鶴西ICから約6km
・開館時間:午前9時〜午後5時(最終入館は午後4時30分)
・休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌々日)、祝日の翌日、年末年始(12月29日〜1月3日)
・入館料:大人100円(団体70円)、学生50円(団体30円)、義務教育就学前のお子さんと市内居住・通学の学生は無料

 小さい頃から見慣れてた舞鶴の風景も、こうして考古資料や糸井文庫の品々を通して眺め直してみると、ずいぶん奥深いまちなんやなあて、あらためて感じ入りますのや。舞鶴を訪ねはる時は、ぜひ最初にこの資料館に寄って、まちの歴史をひとつかみしてから歩き出してみておくれやす。

 そんな郷土資料館で舞鶴の歴史にじっくり触れた後は、純米大吟醸YUTAKA(豊)を常温でぽってりした陶器のぐい呑みにいただくのがよろしおす。じんわり広がる米の旨みと穏やかな余韻が、幾層にも積み重なってきた舞鶴の歴史を、ゆっくり噛みしめてるような気分にさせてくれますんえ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 郷土資料館はどこにありますのや?
A. 京都府舞鶴市字南田辺にある「舞鶴西総合会館」の1階どす。JR西舞鶴駅から徒歩約10分、バス停「本町」からやったら徒歩約3分ほどの、まちなかにある資料館どすえ。もともとは舞鶴市民会館の2階にあったんどすけど、建て替えに伴うて今の場所に移ってきましたんどす。

Q. どないな経緯でできた資料館どすか?
A. 舞鶴市民会館にあった資料館が、市民会館の建て替えに伴うて西総合会館に移り、平成28年(2016年)7月に市役所西支所のエントランスに続く展示室として、装いも新たにリニューアルオープンしましたんどす。それから「舞鶴ふるさと発見館」いう愛称でも親しまれてますのや。

Q. 糸井文庫てどないなもんどすか?
A. 舞鶴出身の糸井仙之助はんが集めはった浮世絵や書籍、古文書、郷土玩具など約2200点のコレクションどす。酒呑童子や浦島太郎いうた伝説の人物にまつわる資料は貴重なもんやそうで、舞鶴市の指定文化財にもなってますのや。見応えのある浮世絵もぎょうさんありますえ。

Q. 資料館を訪ねる時のおすすめは?
A. 舞鶴を巡るんやったら、まず郷土資料館に寄って舞鶴全体の歴史の流れをざっとつかんでから、赤れんが博物館や引揚記念館、田辺城資料館へと足を延ばさはるのがおすすめどす。入館料もお手頃どすし、まちを深う知る入り口として、ぴったりの場所やと思いますえ。

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