海の京都物語 第182話 由良川の夜霧が育てた丹波栗と丹波黒、彩菜館にずらり並ぶ綾部の実りをたっぷり味わいましたんどす|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都をめぐる旅は、丹後の海辺や舟屋の集落をぐるりと巡ってきましたけど、今日はふたたび内陸の綾部市へ足を運んで、由良川のほとりで育まれた実りの恵みをご紹介させてもらいますえ。
綾部言うたら、これまでグンゼの蚕糸業や大本の神苑、黒谷和紙の里なんかをご紹介してきましたけど、今日はちょっと違う角度から、地元の農家さんが丹精込めて育てた丹波栗や丹波黒、そしてそれを商う直売所のお話をさせてもらいますんえ。
🌰由良川の夜霧が育てる丹波栗
丹波栗いうんは特定の品種の名前やのうて、昔の丹波国、今の京都府中部から兵庫県東辺、大阪府北辺の一部にかけて採れる栗の総称どす。綾部市も由良川流域に広がる中丹地域として、この丹波栗の主産地のひとつに数えられてますんえ。
由良川沿いは夜霧が立ちやすい土地柄で、昼と夜の気温差がぐっと開くぶん、栗の実に糖分がしっかり蓄えられて甘みが増すと言われてます。さらに古い記録をたどると、平安時代の延喜式にはもう丹波国から栗が朝廷へ献上されてたことが記されてて、江戸の世には尼崎の商人が全国へ売り歩いたことで、丹波栗の名は一気に広まったそうどす。
🫘世界最大級ともいわれる丹波黒
丹波黒言うたら、世界最大級とも称される粒の大きい黒大豆どす。綾部市を含む丹波地域一帯で育てられ、ふっくらとした食感と奥深い風味から、京の恵みを代表する黒豆として親しまれてますんえ。
この黒大豆を丸ごとティーパックに詰めた黒豆茶は、綾部市観光協会のお取り寄せサイトでも扱われてる品どす。出し殻もそのまま召し上がれるよう作られてて、ポットで保温したり、じっくり煮出したりと、好みの濃さで楽しめますのや。
🧺彩菜館綾部店、地元の恵みが並ぶ直売所
こうした綾部の実りが日々集まってくるんが、綾部市宮代町前田にあるJA京都にのくにの直売所、彩菜館綾部店どす。JR綾部駅から徒歩約10分、舞鶴若狭自動車道の綾部ICからやと車で約10分の距離にあって、30台分の駐車場も備わってますよって、車でのお立ち寄りにも便利どすえ。
朝9時から夕方4時半まで、年末年始なんかを除いてほぼ年中無休で開いてて、木造の親しみやすい店構えに、地元の生産者さんが持ち寄った新鮮な野菜がずらり並びますんえ。春先は山の恵みの山菜、夏はぶどうやゆず、秋にはあの丹波栗も店先を彩って、常連さんに長いこと愛されてる直売所どす。
🍬栗菓子にも息づく、割れ栗甘納豆の素朴な味
丹波栗を使うたお菓子のなかでも、うちがついつい手が伸びてしまうんが割れ栗甘納豆どす。栗甘納豆を仕上げる工程でどうしても割れたり欠けたりしてしまう栗を、お手頃な値段でまとめた品で、砂糖を栗の表面にまとわせるだけの素朴な製法どすさかい、栗そのもののホクホク感と上品な甘みがしっかり味わえますのや。
こうしたお菓子も、綾部市観光協会のお取り寄せサイトを通じて手に入りますよって、遠方の方への贈りもんにもようございますんえ。
📍行っ得メモ
・JR山陰本線「綾部駅」から徒歩約10分、舞鶴若狭自動車道「綾部IC」から車で約10分
・彩菜館綾部店の営業時間は9:00~16:30、定休日は年末年始・お盆・ゴールデンウィーク等を除きほぼ無休
・駐車場30台完備、地元生産者による野菜・果物・丹波栗・丹波黒(黒豆)など旬の品がずらり
・黒豆茶や割れ栗甘納豆は綾部市観光協会の公式お取り寄せサイトでも購入可能
彩菜館の店先で丹波栗や黒豆を手に取ってると、由良川の夜霧や、この土地で幾世代も続いてきた農家さんの手間ひまが、ひと粒ひと粒にぎゅっと詰まってるような気がしてきますんえ。派手さはのうても、こういう地道な実りこそが、海の京都の食卓を支えてるんやなあと、しみじみ感じ入りましたどす。
そんな丹波栗や黒豆の滋味を思い浮かべながら、純米大吟醸YUTAKA(豊)は常温よりちょっと低めの十二、三度くらいでいただくのがようございますんえ。ぽってりとした厚手の盃に注げば、お米の丸みのある旨みが、栗のホクホクとした甘みや、黒豆のこっくりした風味とすっと寄り添うて、綾部の恵みをまるごと味わうような、豊かなひとときになりますのや。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 彩菜館綾部店の営業時間と定休日は?
A. 営業時間は9:00~16:30、定休日は年末年始・お盆・ゴールデンウィーク・臨時休業を除きほぼ無休どす。JR綾部駅から徒歩約10分、車やと舞鶴若狭自動車道の綾部ICから約10分で、駐車場も30台分完備されてますよって、来店にも便利どすえ。
Q. 丹波栗とはどんな栗どすか?
A. 丹波栗は品種名やのうて、旧丹波国、今の京都府中部などにまたがる地域一帯で採れる栗の総称どす。由良川流域は夜霧が立ちやすく昼夜の寒暖差が大きいため、糖分をしっかり蓄えた甘い実になると言われ、平安時代の延喜式にも献上の記録が残る歴史ある特産品どすえ。
Q. 丹波黒(黒豆)にはどんな特徴がありますか?
A. 丹波黒は世界最大級ともいわれる粒の大きい黒大豆で、綾部市を含む丹波地域が主な産地どす。ふっくらとした食感と豊かな風味が特徴で、正月のおせち料理や煮豆はもちろん、黒豆茶などの加工品としても親しまれてますんえ。
Q. 割れ栗甘納豆とはどんなお菓子どすか?
A. 栗甘納豆を仕上げる工程でどうしても割れたり欠けたりしてしまう栗を、お手頃な価格でまとめた品どす。砂糖を栗の表面にまとわせるだけの素朴な製法で、栗のホクホク感と上品な甘みはそのまま味わえて、栗好きの方から根強い人気を集めてますんえ。
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