海の京都物語 第180話 舟屋の里に朝ドラのヒロインが暮らした伊根町、道の駅に残る「ええにょぼ」記念碑を訪ねてみたんどす|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語も、今回で180話。区切りのええ数字を迎えられたんも、読んでくださる皆さんのおかげどす。今日はテレビの向こうに広がっとった伊根町の景色と、そこに残る小さな記念碑のお話をさせてもらいますえ。
伊根いうたら、今でこそ舟屋の町並みで全国に知られとりますけど、平成の初め頃は「テレビで見た、あの舟屋の町」いうて知った人も多かったんと違いますやろか。今回はそんな一つのきっかけになった、朝の連続テレビ小説のお話どす。
📺 平成5年に放送された朝ドラ「ええにょぼ」
NHK連続テレビ小説「ええにょぼ」は、1993年(平成5年)4月から10月にかけて放送された、連続テレビ小説の第49作どす。戸田菜穂さんが演じる女医・宇佐美悠希が、実家のある伊根町から程近い舞鶴市の病院に単身赴任し、医師として、また一人の女性として成長していく姿を描いた物語やそうどす。
「ええにょぼ」いう題名は、丹後弁で「べっぴんさん」「美人」を意味する言葉なんやそうどす。ヒロインの実家が、舟屋の並ぶ港町に設定されとって、伊根の風景がドラマの大切な舞台の一つになっとりました。
🚤 ヒロインの実家がある港町として描かれた伊根
伊根の舟屋は、1階部分が海に張り出して小舟を格納できる、全国でも珍しい建物構造どす。伊根湾の入江にはこの舟屋が数多く軒を連ねとって、平成17年(2005年)には漁村としては全国で初めて、重要伝統的建造物群保存地区に選定されとります。
「ええにょぼ」では、そんな舟屋の並ぶ港町がヒロインの生まれ育った実家として描かれたんやそうどす。テレビ画面いっぱいに広がる伊根湾と、海に浮かぶように並ぶ舟屋の映像は、当時の視聴者にとってもきっと印象深いもんやったんと違いますやろか。
📍 道の駅舟屋の里伊根に残る撮影記念碑
伊根湾を見下ろす高台に建つ「道の駅 舟屋の里伊根」には、「ええにょぼ」の撮影地であったことを伝える記念碑が今も残っとります。約230軒とも言われる舟屋の町並みを一望できるこの場所で、朝ドラの記憶が静かに受け継がれとるんどす。
道の駅の展望スペースから見下ろす舟屋の町並みは、ドラマが放送されてから30年以上経った今も、当時とそう変わらん佇まいを保っとります。記念碑の前に立って海を眺めとると、ヒロインが暮らした港町の物語に、ふっと思いを馳せてしまいますえ。
🧵 丹後の地に息づくちりめんの文化
ドラマそのものは女医の成長物語どすけど、舞台となった丹後の地は、古くから丹後ちりめんの産地としても知られとります。隣接する与謝野町の「ちりめん街道」など、絹織物づくりが根付いた町並みが今も残り、丹後という土地の奥深さを伝えとるんどす。
舟屋の海の暮らしと、ちりめんの織物の暮らし。同じ丹後の地に、海と山、それぞれの生業が育んできた文化が重なり合っとる。伊根を旅すると、そんな丹後の懐の広さを肌で感じられる気がしますえ。
📍行っ得メモ
・道の駅 舟屋の里伊根:京都府与謝郡伊根町字亀島459番地
・営業時間:9時〜17時(トイレは24時間利用可能)
・駐車場:普通車150台、大型バス4台(無料)
・「ええにょぼ」撮影地の記念碑と、伊根湾を一望できる展望スペースあり
テレビの中の物語が、時を経てもなお、こうして小さな記念碑として港町に残っとる。伊根を訪ねるたび、そんな時間の重なりに温かい気持ちにさせてもらいますんや。
舟屋の里を眺めながら味わうんなら、日本酒YUTAKAはやっぱり冷やか常温がよう合いますえ。ガラスの酒器にとろりと注いで、伊根湾の潮風を感じながら口に含むと、米の旨みがすっと広がって、余韻に丹後の海の記憶が重なるような気ィがしますんや。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 「ええにょぼ」とはどんなドラマどすか?
A. 1993年(平成5年)4月から10月にかけて放送された、NHK連続テレビ小説の第49作どす。戸田菜穂さん演じる女医・宇佐美悠希が、実家のある伊根町から舞鶴市の病院に単身赴任し、成長していく姿を描いた物語やそうどす。
Q. 伊根町とドラマの関係は何どすか?
A. ヒロインの実家が、舟屋の並ぶ伊根町の港町として設定されとりました。ドラマの題名「ええにょぼ」は丹後弁で美人を意味する言葉で、舟屋の連なる伊根の風景が、ドラマの大切な舞台の一つになったんどすえ。
Q. 記念碑はどこで見られますか?
A. 伊根湾を見下ろす高台に建つ「道の駅 舟屋の里伊根」に、「ええにょぼ」の撮影地であったことを伝える記念碑が今も残っとります。展望スペースから舟屋の町並みを一望しながら、静かに訪ねられますえ。
Q. 丹後ちりめんとはどんな織物どすか?
A. 丹後地方に古くから伝わる絹織物どす。隣接する与謝野町には今も「ちりめん街道」と呼ばれる町並みが残り、地場産業として受け継がれとります。伊根の舟屋とはまた違う、丹後の山側の文化どすえ。
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