海の京都物語 第250話 丹後松島と屏風岩、波が刻んだ渚の絶景どすえ|日本酒YUTAKA(豊)

•

 「海の京都物語」も気づけば第250話どす。150話、200話と節目を重ねながら、丹後の海辺をひとつひとつ訪ねてまいりましたが、今回は京丹後市丹後町の海岸へと足を延ばしますえ。

 舞台は丹後町此代(このしろ)と筆石(ふでいし)。国道178号を経ヶ岬へ向かう途中、犬ヶ岬トンネルの手前に広がる「丹後松島」と、少し先の「屏風岩」どす。どちらもリアス海岸が生んだ、丹後半島ならではの景色なんどす。

🌊丹後松島、日本三景になぞらえた島影

 丹後松島は、京丹後市丹後町此代の沖合に連なる島々の景観どす。島々が連なるさまが日本三景の松島に似ていることから、この名で呼ばれるようになったんどすえ。リアス海岸特有の入り組んだ地形が、経ヶ岬まで続く海岸線に美しい陰影を落としますのや。

 国道178号沿いの展望スペースに立つと、朝焼けや夕焼けの光を受けた島々が、空を背景にくっきりと浮かび上がりますのや。トンネルのそばゆえ車には気をつけななりませんが、一度は立ち止まって眺めたい景色どす。

🪨屏風岩、1500万年前の地層が生んだ造形

 屏風岩は丹後町筆石の海岸に立つ、高さ13メートルの安山岩の岩塊どす。約1500万年前に堆積した火山灰の地層に、マグマが板状に貫入し、まわりより硬いその部分だけが波の侵食に耐えて残ったものなんどす。沖には同じように貫入してできた小さな岩が北西から南東にかけて5つほど並んでおり、屏風を立てたような形になっとります。

 国道178号の展望所から眺めると、荒々しい岩肌と海の青さが重なり合い、自然の時間の長さを静かに教えてくれますのや。波の音だけが響くこの場所に立つと、1500万年という歳月の重みを、ふと肌で感じますえ。

📍行っ得メモ

・丹後松島:京丹後市丹後町此代、国道178号沿い(犬ヶ岬トンネル付近)
・屏風岩:京丹後市丹後町筆石、国道178号沿いに展望スペースあり
・いずれも丹後天橋立大江山国定公園内、夏は近くに海水浴場もありますえ

 同じ国道沿いにありながら、丹後松島は島々の柔らかな稜線、屏風岩は岩の鋭い造形と、まったく違う表情を見せてくれますのや。丹後の海は、ひとつとして同じ景色がないんやなあと、あらためて感じ入りました。

 この渚の景色を思い出しながら、YUTAKAはやや冷やしてガラスの酒器でいただくのが好みどす。きりっと澄んだ口当たりが、岩に砕ける波しぶきのように喉を抜けていき、海からの風をそのまま盃にうつしたような、涼やかな余韻が残りますえ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

大吟醸KYOTO YUTAKAを見る/購入する

FAQ
Q. 丹後松島はどこにありますか?
A. 京丹後市丹後町此代の沖合に位置する海岸景観どす。国道178号で経ヶ岬へ向かう途中、犬ヶ岬トンネル手前にあり、リアス海岸ならではの島々が連なる様子が、日本三景の松島になぞらえられていますのや。

Q. 屏風岩の名前の由来は何どすか?
A. 約1500万年前の火山灰層にマグマが板状に貫入し、硬い部分だけが侵食に耐えて残った高さ13メートルの安山岩どす。海からまっすぐ立ち上がる姿が屏風を立てたように見えることから、この名がついたんどすえ。

Q. 見学のベストな時間帯はいつどすか?
A. 丹後松島は朝焼けや夕焼けの時間帯、島々が光を受けて印象的なシルエットを見せますのや。屏風岩は国道沿いの展望所から日中にじっくり眺めるのがおすすめどす。トンネル付近は車に気をつけておくれやす。

Q. YUTAKAとはどのように楽しめますか?
A. やや冷やして、ガラスの酒器でいただくのがおすすめどす。澄んだ口当たりが、波しぶきのような涼やかさを運んでくれますのや。丹後の海岸を眺めながら、静かなひとときにそっと寄り添う一杯になりますえ。

0件のコメント
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。