海の京都物語 第281話 明治の終わりから続く一万の灯ろう流しと四千発の花火が舞う、綾部水無月まつりで涼む夏の夜どすえ|日本酒YUTAKA(豊)

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 海の京都物語も第281話を数えることになりました。これまで綾部市では、グンゼの歴史やあやべバラ園、黒谷和紙の里など、ものづくりと自然の両方からこの町の魅力をお伝えしてきましたんやけど、今回はちょっと趣向を変えて、由良川の川面を彩る「灯り」のお話をさせてもらいますえ。

 綾部市街地を流れる由良川の河川敷で、毎年7月の第4土曜日に開かれる「あやべ水無月まつり」。実はこのお祭り、明治時代の終わりごろに始まった、ご先祖さまを偲ぶ灯ろう流しがルーツになっているんどす。百年を超える歴史を持つ、綾部の夏の顔とも言える行事を、今日はじっくりご紹介しますえ。

🏮 明治から続く万灯流しのはじまり

 あやべ水無月まつりは、あやべ水無月まつり実行委員会(綾部商工会議所内)が主催する夏祭りで、「100年に及ぶ古都の夏祭り」として紹介されとります。そのはじまりは、明治時代末期にさかのぼる、先祖供養のための灯ろう流しやったそうどす。

 時代が移り変わっても、由良川に灯りを流して先祖を偲ぶ気持ちは変わらんままに受け継がれ、今では「平和祈願万灯流し」として、約1万個もの灯ろうが一斉に川面に流されるんどす。

 夕暮れどきの由良川に、ぽつりぽつりと灯りが浮かび始め、やがて川幅いっぱいに広がっていく様子を思い浮かべるだけで、何やら胸がじんとしてきますなぁ。

🎆 四千発の花火と「あやべ良さ来い」

 灯ろう流しは19時30分ごろから始まり、花火の打ち上げは20時から20時40分までの40分間。2026年は約4,000発が打ち上げられる予定どす(打ち上げ数は年により変動するため、お出かけの際はご確認を)。

 花火だけやなく、会場では「あやべ良さ来い」という踊りも披露され、過去には約4万人もの人出でにぎわったという記録もありますんえ。灯ろうの静かな光と、花火の賑やかな音、その両方が由良川の夜に重なり合う、綾部ならではの時間どす。

🚃 川糸町の河川敷という舞台

 会場となるのは綾部市川糸町の由良川周辺の河川敷。JR山陰本線・綾部駅から東へ徒歩10分ほどの距離にあり、舞鶴若狭自動車道の綾部インターチェンジからも府道77号経由で車で約5分という、意外とアクセスのええ場所どす。

 駐車場は10か所に合わせて約1,300台分(一部有料になる場合あり)が用意され、近年は事前予約制の駐車サービスも導入されて、混雑緩和の工夫も進められとるそうどすえ。

 普段は静かな由良川の河原が、この日ばかりは浴衣姿の家族連れや友人同士で埋め尽くされ、町全体がふわっと華やぐ一夜になるんどす。

📍行っ得メモ

・開催日: 毎年7月第4土曜日(2026年は7月25日予定)
・会場: 綾部市川糸町 由良川河川敷
・アクセス: JR綾部駅から東へ徒歩約10分、綾部ICから車で約5分
・駐車場: 10か所・約1,300台(一部有料の場合あり、事前予約制あり)

 ご先祖さまを偲ぶ静かな祈りから始まった灯ろう流しが、百年という時を経て、花火と踊りでにぎわう町じゅうのお祭りに育っていった、そのことがなんや綾部の人たちの温かさをそのまま映しとるようで、ようできた話やなぁと思うんどす。

 そんな由良川の夜を思いながら、ひんやり冷やした純米大吟醸YUTAKAをガラスの盃に注いでみますと、灯ろうの灯りのように澄んだ琥珀色がゆらゆらと揺れますんえ。口に含めば、花火の余韻のようにすっと広がる吟醸香と、最後にふわりと残る米の甘み。賑やかな祭りの後の、ちょっと静かなひとときにぴったりの一杯どす。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. あやべ水無月まつりはいつ開催されますか?
A. 毎年7月の第4土曜日に開催され、2026年は7月25日(土)が予定日どす。灯ろう流しは19時30分ごろから、花火の打ち上げは20時から20時40分までの約40分間行われます。日程は年により変更される場合があるため、お出かけ前に最新情報をご確認くださいね。

Q. 万灯流しとはどんな行事ですか?
A. 由良川に灯ろうを流す「万灯流し」は、明治時代末期に始まったご先祖さまを偲ぶ供養の行事がルーツどす。現在は「平和祈願万灯流し」として、約1万個もの灯ろうが一斉に流され、花火が始まる前の由良川を幻想的な光で満たしてくれますんえ。

Q. 会場へのアクセス方法を教えてください
A. 会場は綾部市川糸町の由良川河川敷どす。電車やとJR山陰本線・綾部駅から東へ徒歩約10分、車やと舞鶴若狭自動車道の綾部インターチェンジから府道77号経由で約5分の距離どす。周辺には約1,300台分の無料駐車場も用意されとりますが、一部有料になる場合もあるそうなので確認してください。

Q. 花火は何発打ち上げられますか?
A. 2026年は約4,000発の花火が20時から20時40分にかけて打ち上げられる予定どす。ただし打ち上げ数は年によって変動することがあるため、確定した数字は公式サイトなど最新の発表でご確認いただくのが確実どすえ。

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