海の京都物語 第447話 丹後ちりめんの花模様そのまま写した羊羹どす、与謝野・石川の風美堂はんで季節の甘さに出会うてきましたんえ|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語は丹後半島の七つのまちをたずねながら、海と山と人の営みを一話ずつ綴ってきました。与謝野町では丹後ちりめん歴史館や加悦の町並みを歩いてきましたが、今日はちょっと違う角度から、ちりめんの里の「あまいもん」を覗いてみますえ。
訪ねるのは、ちりめん街道からもほど近い与謝野町石川に店を構える和菓子屋「風美堂」はんどす。看板商品は、その名も「ちりめん羊羹」。織物の町らしい発想に、はじめて聞いたときは思わず二度見してしまいましたんえ。
🍬羊羹の中に咲く、ちりめんの花
風美堂のちりめん羊羹は、丹後ちりめん織物の花模様とシボ(布地特有の細かな凹凸)を、羊羹の表面にそのまま写し取るように仕上げてあるのが特徴どす。
一口大の小さな羊羹の断面には、季節の花がふわりと咲いたような柄が広がり、口に含むと上品な甘さがすっと広がりますんえ。贈りもんにもしたなる愛らしい佇まいどす。
🌸季節ごとに模様を変える、職人のてわざ
風美堂はんでは、春夏秋冬それぞれの季節に合わせて羊羹の柄を変えてはるそうで、いつ訪ねても違う表情に出会えるんが楽しみの一つどす。
ちりめん街道を歩いたあとにふらりと立ち寄って、その時季だけの一つを選ぶ――そんな小さな贅沢が、与謝野の旅にはよう似合いますんえ。
🧵ちりめんの里やからこそ生まれた一品
与謝野町、なかでも加悦地区は丹後ちりめんの産地として知られ、のこぎり屋根の織物工場が今も残るちりめん街道は国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれてますんえ。
そないな土地やからこそ、お菓子にまで織物の意匠が息づいとる――風美堂のちりめん羊羹は、与謝野の暮らしにちりめんがどれだけ根付いてきたかを、甘い一口で教えてくれますんえ。
📍行っ得メモ
・風美堂バイパス店は京都府与謝郡与謝野町字石川707-4どす
・営業時間は10時から18時45分頃まで(時期により変動あり)どす
・ちりめん羊羹は小3本入で3,600円、ハーフサイズは600円からどす
・季節替わりの柄なので、訪ねる時季によって楽しめる模様が違いますんえ
丹後ちりめんいうたら織物の歴史や産業の話になりがちどすけど、こないして小さな羊羹ひとつにまで、土地の記憶が息づいとるんを知ると、与謝野の旅がまたひとつ味わい深うなりますんえ。
ちりめん羊羹の上品な甘さには、よう冷やしたYUTAKAをすっと合わせたなりますんえ。小さなガラスの盃にひと口分だけ注いで、羊羹の花模様をちらりと覗きながら含めば、米の旨みと餡の甘さがふわりと重なって、与謝野の静かな午後がもう一段やわらこうなる気がしますんえ。
ほな、また次回のお楽しみに。 これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. ちりめん羊羹ってどんなお菓子どすか?
A. 丹後ちりめん織物の花模様とシボ(布地の凹凸)を、羊羹の表面にそのまま写し取るように仕上げたお菓子どす。与謝野町石川の和菓子店「風美堂」の看板商品で、季節ごとに柄が変わるんが特徴どすえ。
Q. お店はどこにありますんか?
A. 京都府与謝郡与謝野町字石川707-4にある「風美堂バイパス店」どす。ちりめん街道として知られる加悦の町並みからもほど近く、営業時間は10時から18時45分頃まで(時期により変動あり)どすえ。
Q. お値段はどれくらいどすか?
A. ちりめん羊羹は小さめサイズが3本入りで3,600円、ハーフサイズやと600円からと、手土産にも買いやすい価格帯どす。季節替わりの柄なので、訪ねる時期によって選べる模様が違いますんえ。
Q. 与謝野町とちりめんの関係を教えておくれやす
A. 与謝野町、なかでも加悦地区は丹後ちりめんの産地として知られ、のこぎり屋根の織物工場が並ぶちりめん街道は国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれとります。風美堂のちりめん羊羹も、そないな土地の記憶から生まれた一品どすえ。
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