海の京都物語 第453話 太陽が山のてっぺんに沈むんどすえ、大江町の元伊勢内宮皇大神社で夏至の神秘に出会う話どす|日本酒YUTAKA(豊)

•

 海の京都物語、気づけば453話どすなぁ。舞鶴の海から丹後の里を巡ってきましたけど、今日は少し内陸、大江山のふもと福知山市大江町までお付き合いくださいませ。

 訪ねましたんは「元伊勢内宮皇大神社」。その名の通り、伊勢のふるさとと伝わる古いお社どすえ。

⛩️ 伊勢に鎮座する前、丹波の地に祀られたと伝わるんどす

 伝承によりますと、伊勢神宮の祭神・天照皇大神はんは、伊勢の地に鎮座する前に各地を巡らはったとされとります。『倭姫命世記』には、崇神天皇39年に丹波国へ移り、吉佐宮で4年間祀られたと記されとるそうどす。これは伊勢鎮座より54年前にあたる言われとりますが、弥生時代にあたる時期のことで、歴史学的な裏付けはない、というのが正直なところどすえ。

 せやさかい、史実として断定はできひんのどすが、丹波の人々が長い年月、この伝承を大切に守り継いできやはったこと自体が、何ともロマンのあるお話どすなぁ。

🌳 樹齢2000年とも言われる御神木どす

 境内には、樹齢2000年とも伝わる御神木が静かに佇んどります。長い長い時間を見つめてきた木の前に立つと、自分がどれだけ小さい存在か、ふと気づかされますんえ。

☀️ 夏至の夕陽が山頂に沈む、日室ヶ嶽遙拝所どす

 この神社でいちばん神秘的なんが、神体山とされる日室ヶ嶽(日室ヶ岳)を望む「日室ヶ嶽遙拝所」どす。夏至の日には、太陽が山の頂上へすとんと沈んでいく様子を拝むことができる言われとります。

 人工の建物やのうて、山そのものを神さんとしてお祀りする。そんな古い信仰のかたちが、今もこの場所にちゃんと息づいとるんどすなぁ。

📍行っ得メモ

・名称:元伊勢内宮皇大神社
・所在地:京都府福知山市大江町内宮
・アクセス:京都丹後鉄道「大江山口内宮駅」から徒歩約15分、車なら京都縦貫道「舞鶴大江IC」から約11km(駐車場は周辺の有料駐車場をご利用ください)
・見どころ:樹齢2000年と伝わる御神木、日室ヶ嶽遙拝所(夏至の夕陽が見どころ)

 伝承の真偽はさておいて、千年単位の時間に思いを馳せられる場所て、そうそう無いもんどす。大江山を訪れはる際は、ぜひ足を延ばしてみておくれやす。

 参拝の後は、御神木の静けさを思い出しながら、ゆっくりとYUTAKAを一杯。常温に近い温度で盃に注いだら、じんわり広がる米の旨みが、二千年の時の流れとちょうどええ按配に寄り添うてくれますんえ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

大吟醸KYOTO YUTAKAを見る/購入する

FAQ
Q. 元伊勢内宮皇大神社はどこにありますか?
A. 京都府福知山市大江町内宮にあります。京都丹後鉄道『大江山口内宮駅』から徒歩約15分、車なら京都縦貫道『舞鶴大江IC』から約11kmどす。

Q. 元伊勢とはどういう意味ですか?
A. 伊勢神宮の祭神が伊勢に鎮座する前に各地を巡らはったという伝承にまつわる遷座地のひとつとされとります。『倭姫命世記』に伝わる伝承で、史実としての裏付けはありません。

Q. 日室ヶ嶽遙拝所とは何ですか?
A. 神体山とされる日室ヶ嶽を望む場所で、夏至の日には太陽が山頂に沈む様子を拝めると伝わっとります。山そのものを神さんとして祀る古い信仰のかたちどすえ。

Q. 参拝後にYUTAKAはどう楽しめますか?
A. 常温に近い温度で盃に注ぐと、米の旨みがじんわり広がります。古社の静けさを思い出しながら、ゆったりと味わうのにようお似合いどす。

0件のコメント
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。