海の京都物語 第104話 舞鶴湾ぐるり遊覧船、艦影ゆれる海どすなあ|日本酒YUTAKA(豊)

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 前回は舞鶴市政記念館の重厚な建物を訪ねて、まいづるのまちなかに残る近代の面影を眺めましたなあ。今回はそこからぐるっと海側へ足を延ばして、舞鶴湾をぐるり一周する遊覧船に乗り込んでみようと思いますんえ。

 舞鶴いうたら、リアス式海岸の入り組んだ地形が、かつて軍港として選ばれた理由やて言われとります。その複雑な海岸線を、陸からやのうて海の上からじっくり眺められるんが、この遊覧船の醍醐味どすなあ。

 乗り場は舞鶴赤れんがパークのすぐ東側、赤れんが博物館の横どす。チケットもそちらの建物で買えるさかい、赤レンガの雰囲気をひとしきり楽しんでから乗船できますんえ。出航してものの数分で、まちなかの喧騒がすうっと遠のいていきますわ。

⚓艦影とすれ違う舞鶴湾

 船が北吸の桟橋に近づくと、グレーの艦体がずらりと並ぶ光景が目に飛び込んできますんどす。護衛艦を陸からやのうて海面すれすれの高さから見上げると、その大きさにちょっと言葉を失いますなあ。

 舞鶴地方隊にゆかりのある艦船を間近に見られるいうんは、全国見渡してもそうそうあらへん体験どす。写真好きのお客さんが甲板から身を乗り出して、夢中でシャッターを切ってはるのをようけ見かけますえ。

 もちろんその日どの艦がおるかは行ってみんとわからしまへんが、それもまた一期一会の楽しみどすなあ。

🚢造船の槌音、海に浮かぶドック

 湾の奥へ進むと、大きなクレーンがそびえる造船所のドックも船上から眺められますんどす。巨大な船体が組み上がっていく様子は、舞鶴が古くから海と共に生きてきたまちやいうことを、目の前で教えてくれますわ。

 真っ赤な錆止め塗料がまだ乗ったままの船体や、足場に囲まれた建造中の姿は、観光船からしか見えへん舞鶴の裏の顔どすなあ。

🌊リアス式海岸がつくる入り組んだ景色

 舞鶴湾はリアス式海岸特有の、岬と入り江が幾重にも折り重なった地形どす。船の上から眺めると、その複雑な形が一望できて、地図で見るんとはまた違う実感が湧いてきますんえ。

 波も比較的穏やかで、湾の奥へ入るほど山々が迫ってきて、静かな入り江の表情がくるくる変わっていくんが面白いどすなあ。

🌅季節と時間で変わる湾の表情

 この遊覧船、便数は季節や曜日によって変わりますんどす。日差しに海面がきらきら光る昼下がりの便も気持ちよろしいし、秋には夕暮れどきに合わせた特別な便が組まれることもあるそうどす。

 茜色に染まる舞鶴湾と艦船のシルエットが重なる景色は、写真だけやのうて、心にもしっかり焼き付きますなあ。

📍行っ得メモ

・乗船場所:舞鶴赤れんがパーク内、赤れんが博物館東側の遊覧船のりば(チケットは赤れんが博物館内で購入)
・所要時間:約30分
・料金:大人1,800円、3〜12歳900円(障がい者割引あり)
・運航:春から秋を中心に運航、便数は季節・曜日により変動(土日祝は1日6便程度)
・アクセス:JR東舞鶴駅から徒歩約15分

 海の上から舞鶴を眺めると、まちの成り立ちがすとんと腑に落ちる気ぃしますなあ。艦船も造船所もリアス式の入り江も、みんな海とともにあるからこそ生まれた舞鶴の風景どす。船を降りるころには、いつもの赤れんがパークがちょっと違って見えてくるんが不思議どすえ。

 この船旅の余韻には、純米大吟醸YUTAKA(豊)をきゅっと冷やして、江戸切子のような涼しげなグラスでいただくんがようお似合いどす。八度前後まで冷やすと、海風に火照った体にすうっと染み渡る涼やかな喉ごしになりますんえ。ほのかな吟醸香と柔らかい米の甘みが、湾を渡ってきた潮の香りとふんわり重なって、舞鶴の海を味わうような一杯になりますなあ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 遊覧船はどこから乗れますのん?
A. 舞鶴赤れんがパーク内、赤れんが博物館の東側にのりばがありますんどす。チケットも赤れんが博物館で買えますよって、レンガの建物をひとしきり見物してから乗船しはると、ちょうどよろしい時間の使い方になりますえ。

Q. 所要時間や料金はどれくらいどすか?
A. 所要時間は約30分どす。料金は大人1,800円、3〜12歳のお子さんは900円で、障がい者割引もありますんえ。ふらっと立ち寄っても気軽に楽しめる、ちょうどええ長さの船旅どすさかい、お散歩ついでにもおすすめどすなあ。

Q. 海上自衛隊の船は必ず見られますのん?
A. その日どの艦が停泊してはるかは行ってみんとわからしまへんが、北吸の桟橋近くを通りますよって、たいてい何隻かの艦船を間近に眺められますんどす。護衛艦の大きさにはびっくりしはりますえ。

Q. 船に酔いやすい人でも大丈夫どすか?
A. 舞鶴湾は比較的波が穏やかで、乗ってる時間も約30分どすさかい、そないに心配せんでも大丈夫な人がほとんどどす。船を降りたあとは、赤れんがパークでゆっくり純米大吟醸YUTAKA(豊)を味わうんもよろしいなあ。

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