海の京都物語 第13話 🍣 これが丹後の「ハレの日のごっつぉう」なんどす
こんにちは、中の人どす🙋♀️
友人が、宮津の商店街でこんな貼り紙を見つけました。
「本日、ばらずしあります」
「ばらずしって、ちらし寿司のことなん?」
友人の質問に、私はちょっと得意げに答えました。
「ちゃいますよ。これ、丹後だけの特別なお寿司なんどす」🍣
🎏 「ごっつぉう」いう言葉、知ってはります?
丹後弁で「ごっつぉう」は、ご馳走のこと。
丹後ばらずしは、お祭りや祝い事、人が集まる特別な日に欠かせない、まさに「ごっつぉう」どす。
浅い木箱に酢飯を敷いて、その上に甘辛く炒った鯖のおぼろ、椎茸、錦糸玉子、紅生姜を彩りよく散らす。
見た目からして、もうお祝いの席にぴったりな華やかさどす。
「わぁ、お祭りの屋台みたいな色合い!」
友人も、初めて見るばらずしに目を輝かせてました。
🐟 サバへの、深い愛情
丹後ばらずしのいちばんの主役は、サバのおぼろ。
丹後の海はサバがよう獲れる土地。
冷蔵技術がなかった時代、サバを長く楽しむための知恵として、焼きサバや、後には缶詰を使う工夫が生まれました。
「丹後の人、サバ缶をめちゃくちゃ使うから、他の地域より大きいサイズの缶詰が売られてるんどす」
そう伝えると、友人は「そこまで!?」と笑ってました。
一つの魚材料への向き合い方に、丹後の暮らしの知恵が詰まってます。
🏮 花街の賑わいと、家庭の味
以前、宮津節の回で「二度と行くもんか、財布が空になる」いう歌詞の話をしました。
あの賑やかな花街文化があった頃も、家庭では祝いの日に、こうしてばらずしを作って親戚に配る風習があったそうどす。
外の賑わいと、家の中の温かい「ごっつぉう」。
同じ町の中に、いろんな顔があったんやなぁと、あらためて感じました。
2018年には、丹後ちりめん回廊の構成文化財として、日本遺産にも認定されてるんどす。
🍶 YUTAKAと楽しむ、ハレの日の一杯
華やかな彩り、甘辛いサバのおぼろ、酸味のある酢飯。
いろんな味が重なるばらずしには、料理それぞれの持ち味を邪魔せえへん、澄んだ一杯がよう合います。
京都丹後産山田錦100%、純米大吟醸 KYOTO YUTAKA。
お祝いの席には、静かにグラスを合わせる一杯を。
「ハレの日には、ハレの日らしい飲み方があるんやなぁ」
友人のその一言が、今日いちばん印象に残りました。
宮津には、ハレの日を彩るごちそうがあります。
サバへの深い知恵と愛情があります。
賑やかな町の中に、家庭で受け継がれてきた温かい味があります。
宮津を訪れる機会があれば、ぜひ丹後ばらずしも味わってみてください。
きっと、この土地の「お祝いの心」に触れられるはずどす🍣
そして今日も、YUTAKAを一杯🍶
みなさんは、自分の故郷の「ハレの日のごちそう」、思い浮かびますか?よかったらコメントで教えてくださいね💬
ほな、また宮津でお会いしましょうなぁ🍣✨
京都 丹後