海の京都物語 第227話 岩滝の男山、板列八幡さんの石段は二百四十段、のぼった先の小さなお社にそっと手え合わせてきたんどす|日本酒YUTAKA(豊)

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 海の京都物語も第227話まで来ましたんやなあ。伊根や天橋立を巡ってきたこのシリーズ、今回は舞台を与謝野町の岩滝地区へ戻しますえ。

 岩滝言うたら、ちりめん街道や出雲さんの分祠でお馴染みの町どすけど、今日は観光協会はんが選ばはった「与謝野自然風景10選」のひとつ、板列八幡神社にご案内しますわ。

⛩️板列八幡神社の由緒と祭神

 板列八幡神社は平安時代中期の創建と伝わる古いお社どす。今の社殿は天保5年(1834年)再建の神明造で、誉田別命(応神天皇)と息長足姫命がお祀りされとります。木造女神座像2体も伝わり、重要文化財として守られとるんやそうどす(非公開)。

 狛犬や神鏡なども伝わっとって、古くからこの土地の人らに大事にされてきたんが、境内の空気からもよう伝わってきますえ。

🪜二百四十段の石段と与謝野自然風景10選

 男山公民館の前から始まる石段は約240段。与謝野自然風景10選の一つに数えられとるだけあって、のぼる道すがらの景色がほんまにええんどす。

 ちょうど150段あたりに小さなお社があって、ひと息つくのにちょうどよろしおす。境内からは松並木や岩滝の町並みが見渡せて、天橋立とはまた違うた静かな眺めが広がっとりましたわ。

📜与謝野鉄幹の歌碑にまつわる話

 境内には与謝野鉄幹の歌碑もあるんどす。昭和5年、鉄幹はんがこの神社を訪れた際、「御柱に わが師の御名の 残るにも ぬかづき申す 岩滝の宮」と詠まれました。歌の結社「浅香社」の縁で来社しはったそうどす。

 柱に師である落合直文はんの名前を見つけ、まるでもう一度お会いしたような気持ちで頭を垂れはったんやとか。歌碑自体は昭和35年、地元有志の手で建てられました。

🏮5月の岩滝祭りと年間を通じた参拝

 5月には岩滝祭りが執り行われ、神輿の奉納や弓矢の儀式があるそうどす。拝観は自由なので、四季を通じてお参りできますのもうれしいところどす。

 派手な観光地とはまた違う、地元の暮らしに寄り添うたお社どすなあと、石段を下りながらしみじみ思うたことどした。

📍行っ得メモ

・住所:京都府与謝郡与謝野町男山178
・アクセス:京都丹後鉄道「天橋立」駅から丹海バス(伊根・浦入方面行き)で約10分「男山」下車、徒歩10分/与謝天橋立ICから車で約10分
・拝観:自由(駐車場なし)
・見ごろ:オールシーズン、5月には岩滝祭りあり

 石段をのぼりきった先にひっそり佇む板列八幡神社、観光地というよりは地元の人らの暮らしに根付いたお社なんやなあと感じましたわ。舞鶴育ちのうちにとっても、静かなお社にお参りする時間は心が落ち着くんどす。

 石段をのぼった後の一息には、キリッと冷やしたYUTAKA(豊)をガラスのぐい呑みでいただくのがようお似合いどす。純米大吟醸らしい澄んだ香りとすっきりした後味が、境内で聞いた鉄幹はんの歌碑の話をゆっくり思い返すええひとときになりましたえ。

ほな、また次回のお楽しみに。これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 板列八幡神社の名前の読み方は?
A. 「いたなみはちまんじんじゃ」と読みますんえ。京都府与謝郡与謝野町男山にあるお社で、与謝野町観光協会はんが選ぶ「与謝野自然風景10選」の一つにも数えられとります。平安時代中期の創建と伝わり、今の社殿は天保5年(1834年)に再建された神明造どす。

Q. 祭神と重要文化財は何どすか?
A. 誉田別命(応神天皇)と息長足姫命がお祀りされとります。境内には平安期の木造女神座像2体が伝わっており、重要文化財に指定されとりますが、残念ながら非公開どす。ほかにも狛犬や神鏡など、古くからの文化財が大切に守られとりますんえ。

Q. 石段はどれくらいありますか?
A. 男山公民館の前から始まる石段は約240段あるとされとります。ちょうど150段あたりまで来たとこに小さなお社があって、ひと息つくのにちょうどよろしおす。境内からは松並木や岩滝の町並みを見渡せて、天橋立とはまた違うた眺めが楽しめますえ。

Q. アクセス方法を教えてください。
A. 京都丹後鉄道宮豊線「天橋立」駅から丹海バス(伊根・浦入方面行き)に乗り「男山」下車後、徒歩約10分どす。車やと山陰近畿自動車道の与謝天橋立ICから約10分ほど。拝観は自由どすが、境内に駐車場はありませんのでご注意くださいませ。

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