海の京都物語 第234話 三和の里にひっそり咲く丹波の萩寺・養泉寺どす、百花百鳥の天井画と白萩の便りに初秋を感じてきましたんえ|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語もいよいよ第234話どす。福知山市をめぐる旅は、光秀公ゆかりの福知山城から由良川の治水、大江山の鬼伝説、三和の大原神社さんまで、ほんまに奥行きのある道のりどしたなぁ。
今日訪ねますのは、同じ三和町にひっそり佇む禅寺・養泉寺どす。地元では「丹波の萩寺」いう愛称で呼ばれ、初秋になると境内いっぱいに萩の花が咲き誇る、福知山でも指折りの花の名所なんどすえ。
🍂暦応二年開山と伝わる、三和の禅寺どす
養泉寺は暦応二年(1339年)、三光国師(孤峰覚明)はんの開山と伝わる、臨済宗南禅寺派の禅寺どす。福知山市街から車で15分ほど、三和町の静かな山あいに本堂を構えてはります。
境内には日本庭園もしつらえてあって、四季を通じて花が楽しめる寺どすが、なかでも初秋の萩が一番の見どころ。駐車場のそばから道路に面したところまで、萩の花がこぼれんばかりに垂れて咲く様子は、関西でも屈指の萩の名所や言われてますんやで。
🌸境内いっぱいに萩がこぼれる初秋どす
萩の見頃は例年9月上旬から9月下旬。ちょうど今頃、白い萩の花が風に揺れて、境内全体がふわりと白く霞んで見えるいうんが養泉寺の秋なんどす。
派手やない、けど静かに胸に染み入る花どすなぁ。京阪神からもわざわざ足を運ぶ人がおるほどの評判で、三和の里の秋を告げる風物詩として親しまれとります。
🎨福知山城の舞殿にあったと伝わる天井画どす
観音堂の格天井には「花ととり絵図」いう色鮮やかな天井画が残されとって、これはかつて福知山城の舞殿で使われとったものやと伝わっとります。
萩の花に囲まれた静かなお堂で、百花百鳥が描かれた天井をそっと見上げる。城下町の賑わいとはまた違う、三和の里ならではのしっとりした時間が流れてますんえ。
📍行っ得メモ
・住所: 京都府福知山市字中375
・拝観時間: 9:00〜17:00
・拝観料: 9月上旬〜下旬は大人100円程度志納(団体・観音堂拝観は要予約)
・アクセス: JR福知山駅からバスで約10分「団地前」下車、徒歩5分/舞鶴若狭自動車道 福知山ICから車で約15分
・お問い合わせ: 0773-22-3887
福知山いうたら光秀公のお城や由良川の水運、大江山の鬼伝説がよう知られてますけど、三和の里にはこないな静かな萩寺もひっそり息づいとります。派手さはないけど、秋の光の中で萩の花がこぼれる境内を歩いとったら、何や心の奥がすうっと静まるような、そんな時間どしたわ。
こういう静かな秋の午後には、ぬる燗にした純米大吟醸YUTAKAを、ちょっと厚みのある陶の盃でいただくんがようお似合いどす。萩の花のように控えめでいて、含むほどにふわりと米の甘みが広がる味わいが、三和の里の秋の風情とよう馴染んで、盃を重ねるたび心がほろりと和んでいきますんえ。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 養泉寺はどこにありますか?
A. 養泉寺は京都府福知山市字中375、三和町の静かな山あいにある禅寺どす。JR福知山駅からバスで約10分「団地前」下車、徒歩5分ほど。舞鶴若狭自動車道の福知山ICからやと車で15分ほどの距離どすえ。
Q. 養泉寺はいつ頃創建されたんどすか?
A. 養泉寺は暦応二年(1339年)、三光国師(孤峰覚明)はんの開山と伝わる、臨済宗南禅寺派の禅寺どす。以来六百年以上にわたって三和の里で法灯を守り継いで、今も静かな佇まいで参拝者を迎えてくれてはりますんやで。
Q. 養泉寺の萩の見頃はいつ頃どすか?
A. 例年9月上旬から9月下旬にかけてが見頃で、ちょうど初秋の頃に境内いっぱいに萩の花が咲き誇りますんえ。拝観料は9月上旬から下旬の間、大人100円程度の志納となっとって、団体でのお参りや観音堂の拝観は事前予約が必要どす。
Q. 萩の季節にはどんなお酒が合いますか?
A. 派手さのない萩の花に寄り添うように、ぬる燗にした純米大吟醸YUTAKAを陶の盃でゆっくり味わうんがおすすめどす。含むほどに米の甘みがふわりと広がる味わいが、三和の里に流れる初秋の静かな時間とよう馴染んでくれますんやで。
京都 丹後