海の京都物語 第261話 地元の写真家はんが偶然見つけはった、老富の杉林に眠っとった西日本屈指のミツマタとシャガの群生地どすえ|日本酒YUTAKA(豊)

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 海の京都物語も第261話を数え、これまで綾部市のグンゼ資料館から黒谷和紙の里まで、山あいの町に息づくさまざまな物語をお届けしてまいりました。

 今回ご案内するのは、綾部市老富町の杉林に眠るミツマタとシャガの群生地。地元の写真家はんが偶然見つけはった、知る人ぞ知る春の絶景どす。

📸2015年、写真家はんが杉林で見つけはった奇跡の花園

 群生地があるんは、京都府と福井県の境に近い老富町の「市茅野(いちかやの)杉の森」。国道27号の「山家」交差点から府道1号を進んだ先、水源の里・老富の奥に広がる杉林の中どす。

 昭和初期、集落の人らが和紙の原料にしようとミツマタを植えはったんやけど、戦時中は売ることもできんと、そのまま杉林に残されてしもたそうどす。大雪で杉が傷んで森に光が入るようになってから自然に殖え広がり、2015年に地元の写真家はんがシャガの群生を偶然見つけ、翌年にはミツマタの群生も確認されたんどすえ。

🌼蜂の巣のような半球形の花と、純白のシャガが織りなす森

 ミツマタは、小さな黄色い花が蜂の巣みたいに集まって半球形を描く愛らしい花。ラベンダーを思わせる甘い香りが森に漂い、見頃は三月下旬から四月中旬ごろ(気温により前後)どす。

 ミツマタが終わる頃、今度は純白のシャガが森の下草を埋め尽くします。見頃は四月下旬から五月中旬ごろ。木漏れ日がシャガの花びらを照らす様子は、言葉にならん美しさどすなあ。

⛩️水源の里・老富が守り継ぐ、山の神さんの森

 老富は綾部市が「水源の里」と位置づけ、集落の再生に取り組んどる地区のひとつ。森の奥には「山の神さん」と呼ばれる小さな祠もあって、古い杉の大木とともに、人の手と自然とが支え合うてきた歴史が感じられます。

📍行っ得メモ

・所在地:綾部市老富町(水源の里・老富地区、市茅野杉の森) ・アクセス:国道27号「山家」交差点から府道1号へ、福井県境方面へ直進 ・見頃:ミツマタは三月下旬~四月中旬ごろ、シャガは四月下旬~五月中旬ごろ(気温により前後) ・駐車場:無料(大型バス・マイクロバスは専用の待機場所を利用)、運営協力金200円/人 ・問い合わせ:綾部市観光協会 0773-42-9550 ・注意:クマの出没状況により開園を見合わせる年もあるため、訪問前に開園状況を要確認

 人の営みが途切れても、森はひっそり花を咲かせ続けとったんやなあと思うと、なんや胸が熱うなります。知る人ぞ知る春の森に、そっと足を運んでみとうなる話どす。

 ガラスの盃に注いだYUTAKAを少し冷やしていただくと、ミツマタの淡い黄色とシャガの純白が目に浮かぶような、澄んだ味わいが広がります。森の静けさを思いながら、ゆっくり味わう一杯もまた格別どすえ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. ミツマタ群生地はどこにありますか?
A. 綾部市老富町にある「市茅野杉の森」の中、京都府と福井県の境に近い場所にあります。国道27号の「山家」交差点から府道1号に入り、福井県境方面へ直進すると辿り着ける、水源の里・老富の奥に広がる知る人ぞ知る森の群生地どす。

Q. ミツマタとシャガの見頃はいつどすか?
A. ミツマタは三月下旬から四月中旬ごろ、シャガは四月下旬から五月中旬ごろが見頃どす。どちらも気温の状況によって前後するため、お出かけ前に綾部市観光協会へ確認してから向かうのがおすすめどすえ。

Q. どうしてこの群生地が生まれたんどすか?
A. 昭和初期に和紙の原料としてミツマタが植えられたんどすが、戦時中は売れぬまま杉林に残されました。大雪で杉が傷んで森に光が入るようになったことで自然に殖え広がり、2015年に地元の写真家はんが偶然発見しはったんどす。

Q. YUTAKAと群生地散策、どう楽しむ?
A. 森を歩いた後、少し冷やしたYUTAKAをガラスの盃でいただくと、ミツマタの淡い黄色やシャガの純白を思い出すような澄んだ味わいが広がります。静かな森の余韻を感じながら、ゆっくり楽しんでほしい一杯どす。

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