海の京都物語 第347話 天橋立だけやない宮津・由良の浜にひっそり湧く湯らゆら温泉で、丹後富士望みながらほっこりしますんえ|日本酒YUTAKA(豊)
「海の京都物語」も気づけば347話。これまで天橋立の松並木から智恩寺の知恵の輪、成相寺の撞かずの鐘まで、宮津市のあちこちをご一緒に巡ってきましたなぁ。
せやけど今日は、海を眺めるだけやのうて「浸かる」宮津はんの話どす。由良の浜にひっそり湧く天然温泉、「湯らゆら温泉」を訪ねますえ。
♨由良の浜に湧く、知る人ぞ知る一湯
京都府が宮津・与謝地域の源泉をまとめた資料によりますと、宮津市内に登録されとる源泉は二つ。一つは文珠の天橋立温泉、もう一つが由良の浜に湧く「湯らゆら温泉」どす。源泉の所在地は宮津市字由良小字浜頭234、2009年4月28日付の分析でナトリウム-塩化物泉と判定され、周辺の旅館やお風呂に供給されとるそうどす。
塩化物泉言うたら、海辺の温泉らしい、ちょっとしょっぱい味わいの湯。天橋立の賑わいからちょっと足を延ばした由良の浜に、こないな一湯がひっそり湧いとるとは、地元の人でもあんまり知らんかもしれませんなぁ。
🌊丹後由良海水浴場のそばで、波音を子守唄に
この湯の名を屋号にいただく宿の一つが、丹後由良海水浴場のすぐ横に立つ旅館どす。浜は遠浅であしかけ約2キロ続き、背後には「丹後富士」とも呼ばれる由良ヶ岳がどっしり構えとります。
宿のお風呂は朝も夜も好きな時に浸かれるそうで、夏は海水浴客の汗を流し、冬は丹後のカニ料理を囲んだあとの体をじんわり温める。そんな一年中頼れる湯どすなぁ。
波打ち際から一歩入ったところで、塩の香り混じりの湯気がゆらゆら立ちのぼる。そんな景色を思い浮かべるだけで、肩の力がすっと抜けますなぁ。
🍶地元の味と、気さくなご主人
その宿では地元食材を活かした料理が評判で、地酒に詳しい気さくなご主人が迎えてくれるそうどす。夕食への評価は高く、海の幸をそのまま皿に乗せたような献立が並ぶとか。
海を知り尽くした人の話に耳を傾けながら、湯上がりに一献。そんな由良の夜は、にぎやかな観光地とはまた違うた、静かな贅沢どす。
📍行っ得メモ
・湯らゆら温泉(宮津市字由良小字浜頭):京都丹後鉄道「丹後由良駅」から徒歩圏、丹後由良海水浴場のすぐそば
・源泉は2009年4月28日分析、泉質はナトリウム-塩化物泉(京都府調べ)
・背後にそびえるんは「丹後富士」由良ヶ岳、浜は遠浅で約2キロ続く
・立ち寄りの際は各宿の営業時間・貸切風呂の有無を事前にご確認を
天橋立の絶景もええけど、こうして海辺でじんわり温もる時間も、宮津はんの隠れた魅力どすなぁ。知る人ぞ知る由良の湯に、今度こそ浸かってみとうなりました。
湯上がりの火照った体には、よう冷やした純米大吟醸YUTAKAをきりりと一献。小ぶりのガラス猪口に注げば、磯の塩気を含んだ湯上がりの肌に、すっと染みる上品な甘みと米の旨みが寄り添うてくれますんえ。波音と潮風、そして一杯の酒。由良の夜はそれだけで十分、贅沢どす。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 湯らゆら温泉はどこにあるんどすか?
A. 京都府宮津市字由良にある天然温泉どす。源泉は由良の浜頭にあり、京都府の調査では2009年4月28日付でナトリウム-塩化物泉と分析されとります。丹後由良海水浴場のすぐそばで、丹後由良駅からも歩いて行ける距離にあるそうどすえ。
Q. 泉質はどんな特徴がありますか?
A. ナトリウム-塩化物泉で、海辺らしいやや塩気を感じる湯どす。塩化物泉は湯冷めしにくいとされ、漁師町の暮らしに寄り添うてきた温泉として知られとります。詳しい効能は宿や京都府の資料でご確認くださいね。
Q. 宿ではどんな料理が楽しめますか?
A. 由良の浜辺にある宿では、地元の食材を活かした料理が評判どす。地酒に詳しい気さくなご主人が迎えてくれるそうで、夏は海水浴のあとに、冬は丹後のカニ料理とともに、ゆったりとした時間を過ごせるんどすえ。
Q. YUTAKAと湯上がりに合う理由は?
A. 湯上がりは体が温もり、舌の感覚も敏感になる時どす。純米大吟醸YUTAKAはすっきりとした米の旨みと上品な甘みが特徴で、塩気のある温泉上がりの体にすっと染み渡ります。冷やしてグラスで味わうと、海辺の夜によう合いますんえ。
京都 丹後