海の京都物語 第443話 福知山駅南口公園にひっそり佇むC11蒸気機関車、昭和の転車台と共に静かに時を刻んではるんどすえ|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語、今日もぼちぼち始まりますえ。福知山市言うたら明智光秀はんのお城や由良川、大江山の鬼退治伝説がようお馴染みどすけど、実は駅のすぐ南にも、ひっそり時を刻む鉄道遺産が残ってますのんえ。
今日お訪ねするんは、JR福知山駅の南口からちょっと歩いた「福知山駅南口公園」どす。ここにはかつて福知山の鉄道を支えた機関区があって、今もその生きた証がふたつ、静かに残ってますんやで。
🚂福知山機関区いう町があったんどす
福知山駅南口公園が建つ場所は、かつて国鉄福知山機関区があった跡地どす。駅が高架になってロータリーが整備されるまで、ここには機関車を整備するための施設がぎょうさん建ち並んでましたんえ。
その機関区で長年働いてはったんが、今も公園の主として鎮座する蒸気機関車「C11形40号機」どす。昭和8年(1933年)に川崎車輌はんで製造され、昭和31年(1956年)に福知山機関区へ配属されて、入換専用機として働かはりましたんやで。
昭和46年(1971年)に引退するまで、構内でせっせと貨車を押したり引いたりしてはったそうどす。かつては篠山線を走ったいう話も伝わってましたけど、近年の調べではその点に異論もあるそうで、はっきりしたことはようわからしまへん。
🔄昭和十一年生まれの転車台、今も静かに止まってます
C11形のすぐそばに据えられとるんが、昭和11年(1936年)に機関区へ設置された転車台どす。機関車の向きを変えたり、扇形庫への出し入れに使われとって、昭和47年(1972年)頃まで現役どしたんえ。
今の場所からおよそ100メートルほど西にあった元の位置から、この公園に移設されたんやそうどす。重たい鉄の円盤がゆっくり回る姿を思い浮かべながら眺めると、機関士はんらの汗と油の匂いまで漂うてきそうな気ぃしますなあ。
🛤明治の鉄路が屋根を支えてるんどすえ
公園には駅のホーム屋根に見立てた東屋が建ってますんやけど、その柱によう見ると使われとるんは、2005年まで福知山駅のホーム屋根を支えとった古いレールどす。
このレール、明治30年から32年(1897〜1899年)頃に阪鶴鉄道はんが発注したいう、えらい古いもんどす。鉄道の歴史がそのまま柱になって、今も駅の近くで静かに時を支えてますんやで。
📍行っ得メモ
・福知山駅南口公園:JR福知山駅南口から徒歩すぐ、観覧無料どす
・見どころ:C11形40号機と昭和11年製の転車台を間近に見られますんえ
・東屋の柱:2005年まで使われとった明治期・阪鶴鉄道のレールを再利用
・車でお越しの際は駅周辺の有料駐車場をご利用どす
鉄の塊がただの展示品やのうて、昭和の働きもんがそのまま時を止めて佇んでる感じがして、うちはなんや胸がきゅっとなりましたんえ。駅の喧騒のすぐ近くに、こんな静かな時間が流れてますのや。
公園のベンチでひと息ついたら、ぬる燗にした純米大吟醸YUTAKAを片口からすっと盃へ。昭和の鉄路を支えた鉄のぬくもりを思いながらいただくと、米の甘みと静かな余韻が、なんや機関車の汽笛みたいにすっと喉を抜けていきますんえ。
ほな、また次回のお楽しみに。 これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 福知山駅南口公園はどこにありますか?
A. JR福知山駅の南口からすぐの場所にあります。駅前からほんの数分歩くだけで着きますので、電車やバスで来られた方にも立ち寄りやすいスポットどす。入場無料で、だれでも自由に見学でき、ちょっとした鉄道散歩にもぴったりどすえ。
Q. C11形40号機はどんな機関車どすか?
A. 昭和8年に川崎車輌で製造された蒸気機関車で、昭和31年から福知山機関区に配属され、構内の入換専用機として働きました。昭和46年に引退するまで、貨車の連結や移動を黙々とこなしてはった働きもんどす。
Q. 転車台はどういう役目のものどすか?
A. 機関車の向きを変えたり、扇形庫へ出し入れしたりするための回転式の設備どす。この転車台は昭和11年に設置され、昭和47年頃まで現役で使われていました。今は元の位置から移設され、公園内で静かに展示されてますんえ。
Q. 公園の東屋に使われてる柱はどんなものどすか?
A. 2005年まで福知山駅のホーム屋根を支えていた古いレールを再利用してますんえ。このレールは明治30年代に阪鶴鉄道が発注したと伝わる大変貴重なもので、鉄道の長い歴史を今に伝える生きた遺産どす。
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