海の京都物語 第520話 大江町二俣の和紙伝承館で、江戸時代から続く紙すき体験にすっかり夢中になってしもうたんどすえ|日本酒YUTAKA(豊)
「海の京都物語」もとうとう520話。福知山城や由良川の治水、大江山の鬼伝説に元伊勢三社と、この連載ではずいぶんあちこち歩かせてもろてきましたなあ。
せやけど今回うちが向こうたんは、大江町の中でも奥まった二俣いう集落どす。鬼伝説や渓谷とはまた違う、紙一枚に人の手が詰まった場所どしたわ。
🏯江戸時代から続く和紙の里
福知山市大江町は、江戸時代から京都府内でも代表的な和紙の産地として知られてきた土地どす。その歴史を今に伝えるんが「大江町和紙伝承館」、住所は福知山市大江町二俣1883、電話は0773-56-2106どす。
入館料は一般200円、高校生150円、小中学生100円。大きな施設やのうて、集落に溶け込むようにぽつんと建ってる、静かな伝承館どした。
山あいの道をくねくね上がっていくと、ふっと視界が開けて建物が見えてくる。その道のりだけでも、和紙がこの土地の暮らしと共にあったんやと分かる気がしましたわ。
✋紙すき体験に挑戦したんどす
伝承館では紙すき体験ができます。便せん・色紙づくりが800円、賞状づくりが1,000円、どちらも要予約どす。うちは色紙づくりに挑戦してみましたんやで。
木枠を水の中でゆっくり動かすと、繊維がふわっと均等に広がっていく。力の入れ方ひとつで厚みも模様も変わってしまう、思うてたより繊細な作業どした。
できあがった一枚を陽にかざしてみると、繊維のむらが模様みたいに浮かんで見える。同じものは二つとないんやなあと、しみじみ手元を見つめてしまいましたわ。
🕊️営業時間と静けさ
営業時間は10時から16時、定休日は祝日を除く月〜金曜どす(休館日でも紙すき体験は相談可)。訪ねる日を選んで、静かな時間にゆっくり向き合うんがええ場所どすわ。
平日の昼過ぎに伺うたせいか、館内にはうちと職人さんだけ。水の音と紙をすく音だけが響く時間は、ふだんの忙しさを忘れさせてくれましたえ。
📍行っ得メモ
・名称:大江町和紙伝承館
・住所:福知山市大江町二俣1883
・電話:0773-56-2106
・営業時間:10:00〜16:00(定休日:祝日を除く月〜金曜、休館日でも紙すき体験は要相談)
・入館料:一般200円、高校生150円、小中学生100円
・紙すき体験:便せん・色紙800円、賞状1,000円(要予約)
・最新の料金・営業時間は来館前に電話でご確認を
一枚の紙をすくだけの時間やのに、不思議と心が落ち着く場所どした。大江町いうたら鬼伝説や渓谷ばっかり目が行きがちどすけど、こんな静かな手仕事の時間もまた、この町の魅力なんやなあと思いましたわ。
持ち帰った手すきの色紙を前に置いて、夜にYUTAKAを一杯。ぐい呑みにそっと注ぐと、紙すきの水のようにすっと澄んだ色が揺れますんやで。口に含めば、すっきりした旨みの奥にほのかな甘みが広がって、手を動かした後の静かな満足感によう合いますわ。紙の手触りを思い出しながら、ゆっくり味わう一杯どした。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 大江町和紙伝承館はどんな施設どすか?
A. 福知山市大江町二俣にある施設で、江戸時代から京都府内の代表的な和紙産地として知られてきた大江町の和紙文化を伝えています。紙すき体験ができるほか、入館して和紙に関する展示を見学することもできる、静かな手仕事の空気が漂う場所どす。
Q. 紙すき体験はどんな内容どすか?
A. 便せんや色紙づくりが800円、賞状づくりが1,000円で体験できます。木枠を水の中で動かして繊維を均等に広げる作業で、要予約どす。同じものが二つとできひん、一枚一枚表情の違う和紙に仕上がるのが魅力どすわ。
Q. 営業時間や定休日を教えてほしいんどすけど
A. 営業時間は10時から16時、定休日は祝日を除く月〜金曜どす。休館日でも紙すき体験は相談に応じてもらえる場合があるそうなので、訪ねる前に0773-56-2106へ電話で確認するんが安心どすえ。
Q. 訪ねた後にYUTAKAをどう楽しんだらよろしいか?
A. 手すきの和紙を眺めながら、夜にぐい呑みで一杯どうどすやろ。すっきりした旨みとほのかな甘みのバランスが、静かな手仕事のあとの余韻によう合います。紙の手触りを思い出しながら、ゆっくり味わうのがおすすめどす。
京都 丹後