海の京都物語 第202話 蛍舞い鮎跳ねる上林川本流の渓谷を歩いて、城跡仰ぎつつキャンプの夜に焚き火囲んでほんまに涼しいえ|日本酒YUTAKA(豊)

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 「海の京都物語」も気ぃついたら202話を数えるまでになりましたなあ。154話では上林の奥座敷、早稲谷渓谷や千年を超える古屋の大トチをご紹介しましたけど、今日はそこからちょっと下流、上林川本流のほとりへご案内しますえ。

 同じ上林言うても、川沿いの景色はまた違う顔を見せてくれますのや。蛍舞う夏の宵、鮎の跳ねる瀬音、城跡から見下ろす渓谷美――今日はそんな上林川の「本流の楽しみ方」を、じっくりお話ししていきますえ。

🏯 上林谷を見守ってきた上林城跡

 上林川流域のほぼ中央、独立丘陵の上に築かれたんが上林城どす。上林氏は赤井秀家の一族で、足利尊氏に従うてこの地に移り住み、上林の姓を名乗らはったと伝わっとります。1533年の記録には上林一族11名が有力な施主として名を連ねており、16世紀前半がこのお城の最盛期やったそうどす。

 せやけど16世紀後半、明智光秀の侵攻を受けて上林氏の勢いは弱まり、天正元年(1573年)以降は一族が発祥の地・上林からの退転を余儀なくされたとのことどす。その後1601年には藤懸永勝が入領し、明治まで治めはったと聞いとります。1978年から1981年にかけての発掘調査で石垣などの遺構も確認されたそうえ。

 今は頂に稲荷神社が祀られ、御城印もいただけると言いますさかい、歴史好きの方にはたまらんスポットどすなあ。丘の上から上林谷を見渡せば、川筋がくねりながら山あいを流れていく様子がよう見えて、ここが谷全体の要やったんやなあと肌で感じられますえ。

🌊 川筋を彩る上林川河川公園

 上林川の中流、口上林地区には河川公園が整備されとります。平成25年(2013年)1月から地域主導で整備が進められ、同年6月には最初の段階が完了したそうどす。

 ここは例年、地元・口上林地区自治会連合会主催の「口上林川まつり」の会場にもなっとる場所どす。

 川面をわたる風が心地よう、水辺のベンチに腰かけとるだけで時間がゆっくり流れていくのを感じますえ。地元の方々が長年手入れしてきはった川筋やさかい、水の透き通り具合もほんまに気持ちよろしいんどす。

✨ 夏の夜を彩る上林のほたる

 八津合町縄手のあたり、清流上林川の流域には多数のほたるが生息しとって、6月から7月にかけて乱舞するそうどす。6月中旬には綾部市観光センターで「ほたるの夕べ」いうイベントも開かれ、ほたる舞う川沿いを散策しながら出店やミニコンサートも楽しめるとのことえ。

 日が暮れて辺りがしんと静まった頃、暗闇にぽつん、ぽつんと灯る光が川面に映り込む景色は、言葉にせんでも胸に沁みるもんがありますなあ。虫の声と川のせせらぎに包まれながら、ただ黙って光の舞いを見つめる――そんな贅沢な夏の夜を過ごせるんが、上林川のええとこどす。

🐟 鮎跳ねる瀬とキャンプの一夜

 上林川では鮎の友釣りも盛んで、2022年には6月20日午前5時に解禁されたとの記録がありますし、網漁は8月11日から始まったそうどす(解禁日や料金は年により変わりますさかい、お出かけの際は要確認どすえ)。

 流域の奥上林地区には、あやべ温泉に隣り合う「あやべ温泉キャンプ場」があって、電源付きサイトやペット同伴サイトも備わり、手ぶらでキャンプを楽しめると言います。

 瀬音を聞きながらテントを張り、夜は満天の星と虫の声、朝は川霧の中で鮎の跳ねる気配を感じる――そないな一日を過ごしたら、日頃の疲れもすうっと抜けていきますえ。

📍行っ得メモ

・上林のほたる:綾部市八津合町縄手1、上林川流域(見頃6月〜7月、6月中旬に「ほたるの夕べ」開催、JR綾部駅よりあやバス上林線「寺町バス停」下車すぐ、駐車場あり・無料、問合せ0773-54-0002)
・上林城址:綾部市八津合町城下1(綾部駅南口からあやバス上林線「中上林診療所前」下車後徒歩約15分、または車で府道1号線経由約30分、駐車場あり)
・上林川河川公園:綾部市口上林地区(問合せ:中丹東土木事務所河川砂防室 0773-42-8784)
・あやべ温泉キャンプ場:綾部市睦寄町和上50(あやべ温泉隣接、JR綾部駅よりあやバス上林線「二王公園前バス停」下車、TEL 0773-55-0262、料金・営業時間は変更の可能性があるため要確認)

 蛍の光も、鮎の跳ねる瀬音も、城跡から見下ろす谷の景色も、上林川いう一本の川が結んでくれとるんやなあと、しみじみ思いますのや。

 そないな上林川の夏の一夜には、純米大吟醸KYOTO YUTAKAをキンと冷やして、ガラスの盃でいただくのがようお似合いどす。ほたるの光を眺めながらひと口含めば、すっきりとした吟醸香が鼻に抜けて、川風の涼しさと重なるように喉を通っていきますえ。焚き火のパチパチいう音を聞きながら、ゆっくり味わう一杯が、旅の疲れをそっと解いてくれますのや。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. 上林城跡はどんなお城どすか?
A. 上林川流域のほぼ中央、独立丘陵に築かれたお城どす。上林氏は赤井秀家の一族で足利尊氏に従いこの地に移り住み、1533年の記録には一族11名が有力施主として名を連ねとります。16世紀後半に明智光秀の侵攻を受け、天正元年(1573年)以降一族は退転を余儀なくされ、1601年には藤懸永勝が入領しはったと伝わっとります。

Q. 上林のほたるはいつ頃見られますか?
A. 八津合町縄手のあたり、清流上林川の流域では6月から7月にかけてほたるが乱舞するそうどす。6月中旬には綾部市観光センターで「ほたるの夕べ」が開かれ、川沿いを散策しながら出店やミニコンサートも楽しめますえ。JR綾部駅からあやバス上林線「寺町バス停」下車すぐで、駐車場も無料どす。

Q. 上林川で鮎釣りはできますか?
A. できますえ。上林川では鮎の友釣りが盛んで、2022年には6月20日午前5時に解禁された記録がありますし、網漁は8月11日から始まったそうどす。解禁日や料金は年によって変わる可能性がありますさかい、お出かけ前に最新情報を確認しはることをおすすめしますえ。

Q. YUTAKAはどう飲むのがおすすめどすか?
A. 上林川のほとりで過ごす夏の夜には、キンと冷やしてガラスの盃でいただくのがようお似合いどす。すっきりとした吟醸香が涼しい川風と重なって、喉ごしも軽やかに感じられますえ。焚き火を眺めながらゆっくり味わうと、旅の余韻がいっそう深まりますのや。

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