海の京都物語 第205話 福知山城下、由良川の名を受け継ぐゆらのガーデンで芝生広場と七つの店の賑わいにほっこりする話やで|日本酒YUTAKA(豊)

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 「海の京都物語」もいよいよ205話。由良川流域をぐるり巡って、海の京都のあちこちをYUTAKAと一緒に歩いてきたこの連載どすが、今回は福知山のお城下へ足を運びますえ。

 福知山城のすぐ東側、かつて市民プールがあった場所に、2012年(平成24年)に生まれたんが「ゆらのガーデン」どす。福知山市内を流れる由良川と、憩いの広場を合わせて名付けられたその場所を、今回はじっくり訪ねてみますえ。

🏯 由良川の名を受け継いだ、城下のいこいの場

 ゆらのガーデンがあるんは、京都府福知山市堀今岡6番地。福知山城の東側、かつて市民プールが建っとった跡地どす。2012年に誕生し、市街地のにぎわいづくりと城下町観光の拠点として整備されましたんや。

 名前の由来は、市内を流れる由良川と、癒しの広場をひとつに合わせたもの。約8,400平方メートルの敷地には、個性豊かな7つのお店と、四季の花に彩られる芝生広場が広がっとりますえ。

 福知山城の石垣を背に、芝生の上でお弁当を広げる家族連れや、写真館の前で晴れ着姿の子どもがはしゃぐ声。城下町のまんなかに、ぽっかり開けた緑の余白があるんは、なんとも贅沢などすなあ。

🌊 二度の水害を越えて、2015年に迎えたよみがえり

 ゆらのガーデンは、2013年、そして2014年8月の豪雨で由良川支流が氾濫し、全店舗が床上浸水するという大きな被害を受けましたんや。それでも歩みを止めず、2015年春には全店舗が営業を再開しはりました。

 2017年には「ゆらのガーデンパークマネージメント協議会」が立ち上がり、芝生広場を活かした催しにも力を入れるようになったそうどす。水に名を借りた場所やからこそ、水の怖さも知りながら、また賑わいを取り戻さはった。そのしぶとさに、頭が下がりますえ。

🍖 七つの店が寄り添う、小さな賑わいの舞台

 テナントには、焼肉のお店や海鮮料理のお店、ラーメン店、揚げパン専門店、カフェバー、写真館、セレクトショップなど、ジャンルもさまざまな7つの個性派が軒を連ねとりますえ。運営は福知山まちづくり株式会社どす。

 ふらりと立ち寄って焼肉で腹ごしらえしたあと、芝生でひと休み。晴れ着の記念写真を撮りに来たご家族の隣で、ラーメンをすする学生さん。世代も目的もバラバラな人らが、同じ芝生の上でゆるゆる過ごしとる景色は、城下町らしいおおらかさどすなあ。

🌿 四季の花咲く芝生広場と、これからの舞台

 芝生広場は約700〜1,000平方メートルほどの広さで、四季折々の花が植えられとります。福知山城や治水記念館、福知山市児童科学館といった周辺の文化施設ともあわせて、城下観光の一角を担っとりますえ。

 夕方、芝生に座って福知山城のシルエットを眺めとったら、昼間の賑わいが少しずつ静かになっていく。水害を越えてなお、こうして人が集う場所として在り続けとるんは、地味やけどほんまに大したことどすなあ。

📍行っ得メモ

・住所:京都府福知山市堀今岡6番地
・アクセス:JR福知山駅から徒歩20分、または京都交通バス(園福線)で「福知山城公園前」下車徒歩1分
・車の場合:舞鶴若狭自動車道「福知山」ICから約15分
・駐車場:普通車70台完備
・営業時間・定休日:店舗により異なるため要確認

 道の駅のように大きな看板があるわけやない、城下町にひっそり根づいた小さな広場どす。せやけど、水害を乗り越えてなお人が集い続けとるその姿は、派手さのない海の京都の底力を見せてくれる気がしますえ。

 そんな芝生広場のベンチに腰かけて、純米大吟醸YUTAKAをひと口。ぬる燗より心持ち涼しいくらいの温度で、ガラスの盃にそっと注いだら、フルーティーな香りが夕暮れの風にふわりと乗りますえ。焼肉のタレの香ばしさにも、揚げパンの素朴な甘みにも寄り添う、すっきりとした後味。城下の喧騒からちょっと離れて味わう一杯は、格別どすわ。

ほな、また次回のお楽しみに。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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FAQ
Q. ゆらのガーデンはどこにあるんどす?
A. 京都府福知山市堀今岡6番地、福知山城のすぐ東側にある複合施設どす。JR福知山駅から徒歩20分、京都交通バスなら「福知山城公園前」下車徒歩1分、車なら舞鶴若狭自動車道の福知山ICから約15分どす。普通車70台分の駐車場も完備されとりますえ。

Q. 名前の由来はなんなんどす?
A. 市内を流れる由良川と、憩いの広場をひとつに合わせて「ゆらのガーデン」と名付けられましたんや。もとは市民プールの跡地で、2012年に市街地のにぎわいづくりと城下町観光の拠点として整備されましたんどす。

Q. 水害から復活したんは本当どすか?
A. ほんまどす。2013年、そして2014年8月の豪雨で由良川支流が氾濫し、全店舗が床上浸水する被害を受けましたんや。それでも歩みを止めず、2015年春には全店舗が営業を再開しはりました。そのしぶとさに、頭が下がりますえ。

Q. ゆらのガーデンは道の駅どすか?
A. 実は「道の駅」としての登録はなく、福知山まちづくり株式会社が運営する複合商業施設どす。福知山城のすぐ東側、かつての市民プール跡地に2012年開設され、由良川の名を受け継いで名付けられましたんや。看板より、城下に根づいた賑わいの中身を楽しんでほしい場所どすえ。

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