海の京都物語 第62話 丹後ちりめんと狛猫、峰山の金刀比羅さんへ|日本酒YUTAKA(豊)
丹後半島全体を見渡した前回どしたけど、今日からはいよいよ、旧6町を一つずつ訪ねていきますんえ。最初の舞台は峰山町どす。
🧵 丹後ちりめんは、峰山で生まれたんどす
享保5年(1720年)、峰山の絹屋佐平治という人が独自のちりめん織りの技を会得しはったんが始まりどす。ほぼ同じ頃、与謝野町・加悦の木綿屋六右衛門も享保7年(1722年)にこの技術を持ち帰り、丹後一帯に広まっていきました。前回訪ねた与謝野町と、今日の峰山町。丹後ちりめんという一本の糸で、ふたつの町がつながってるんどすなあ。約300年たった今も、この地域は国内最大級の絹織物産地として織り続けてますんえ。
⛩️ 峰山藩主が創建した、金刀比羅さんどす
文化8年(1811年)、峰山藩7代藩主・京極高備公が、讃岐の金毘羅権現から御分霊を迎えて創建したのが金刀比羅神社どす。商売繁盛・縁結び・受験の神様として、丹後一円から信仰を集めてますんえ。
🐱 珍しい「狛猫」、天保3年に奉納されたんどす
境内の木島神社には、全国的にも珍しい「狛猫」が鎮座してます。天保3年(1832年)、丹後のちりめん問屋や実業家たちが奉納したもので、蚕をネズミから守ってくれる猫への感謝の気持ちが込められてるんどす。2020年には京丹後市の指定文化財にもなりました。
📍 行っ得メモ
・京都丹後鉄道宮豊線「峰山」駅から西へ徒歩約20分(約1.5km)、またはバスで「金刀比羅神社前」下車どす
・毎月第3日曜には「こんぴら手づくり市」が開催されてますんえ
🍶 YUTAKAを一杯 〜天保3年、ふたつの物語が生まれた年どす〜
狛猫が奉納された天保3年(1832年)いうたら、実はYUTAKAを醸すハクレイ酒造が創業したんと同じ年どす。蚕を守る猫への感謝と、お酒づくりの始まり。同じ年に、丹後のあちこちで違う物語が生まれてたんやなあと思うと、なんや感慨深いもんがありますんえ。金刀比羅さんに手を合わせた帰り道、そんな歴史の糸を思い浮かべながら、キリッと冷やした一杯を傾けてみておくれやす🍶
峰山町の絹の道、いかがどしたか。丹後半島を巡るこの旅、次はどの町へ向かいましょうか。
ほな、また次回の京丹後市シリーズでお会いしましょう🧵
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQコーナー
Q. YUTAKAは、丹後ちりめんとどんな関わりがありますか?
A. YUTAKAを醸すハクレイ酒造の創業年(天保3年・1832年)は、金刀比羅神社の狛猫が奉納された年と同じです。丹後ちりめんとお酒づくり、それぞれの歴史が同じ時代に育まれてきた土地であることをご紹介しています。
Q. 丹後ちりめんはいつ、誰が始めたのですか?
A. 享保5年(1720年)に峰山の絹屋佐平治が考案したのが始まりとされています。与謝野町・加悦の木綿屋六右衛門も享保7年(1722年)に技術を持ち帰り、丹後一帯に広まりました。
Q. 金刀比羅神社の「狛猫」とはどんなものですか?
A. 天保3年(1832年)に、丹後のちりめん問屋や実業家たちが奉納した珍しい猫の像です。蚕をネズミから守る猫への感謝を込めたもので、2020年に京丹後市指定文化財となりました。
Q. YUTAKAはどんなシーンで楽しむのがおすすめですか?
A. 金刀比羅神社への参拝の帰り道など、丹後の歴史に思いを馳せながら、キリッと冷やした一杯で楽しむのがおすすめです。
京都 丹後