海の京都物語 第259話 久美浜のかぶと山どす、鐘を伏せたようなかたちの山頂から、久美浜湾も小天橋もまるっと見渡せますんえ|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語、第259話へようこそ。丹後半島をぐるりと巡ってきたこのシリーズ、今回も舞台は京丹後市久美浜町どす。
久美浜湾のほとりを車で走っとると、ぽこんと丸みを帯びた小さな山が目に入ってきますのや。その名も「かぶと山」。兜を伏せたような形から名付けられたこの山、実は久美浜湾を見渡す屈指の展望スポットなんどす。
⛰️かぶと山は鐘型の溶岩でできた山どす
京都府の資料によりますと、かぶと山は標高191.7メートル。流紋岩の溶岩からできた「溶岩円頂丘(ようがんえんちょうきゅう)」で、鐘を伏せたような特徴的な形をしとるんどす。山中からは「そろばん玉石」と呼ばれる、玉ずいや石英からなる白い鉱物が産出されることでも知られとります。
地図で見てもすぐにそれと分かる、独特のシルエット。久美浜の人らにとっては、昔から目印のような存在やったんやろなぁと思いますのや。
⛩️山頂には熊野神社が祀られとります
京都府の資料によれば、山頂には熊野郡の名の起源ともいわれる熊野神社が祀られ、古来より兜山は御神体として崇められてきたんどす。山そのものが信仰の対象やったというのは、丹後らしいお話どすなぁ。
山頂まで登る道すがら、木々の間から時折見える久美浜の町並みを眺めとると、昔の人がこの山を特別に思うた気持ちが、なんとのう分かる気がしますのや。
🌊展望デッキから久美浜湾と小天橋が一望どす
「海の京都」公式サイトによりますと、山頂や中腹からは久美浜湾や小天橋を一望できるとのこと。展望デッキは近年整備されたもので、地元産の杉材が使われとるそうどす。眼下に久美浜湾、その先には日本海へとつながる砂州・小天橋が弧を描いて見える、まさに一枚の絵のような景色が広がりますんや。
風が吹き抜ける展望デッキに立って、湾の水面がきらきら光るんを眺めとると、丹後半島を巡ってきたこのシリーズの旅路が、ふっと重なって見えますのや。
🚉かぶと山駅という名の鉄道駅もあるんどす
かぶと山の麓には、京都丹後鉄道宮豊線の「かぶと山駅」があります。駅から山頂までは徒歩でおよそ40分ほど。駅を起点にのんびり山歩きを楽しむ人もいてはるそうどす。
山の名前がそのまま駅の名前になっとるいうのも、なんや久美浜らしい素朴さがあって、ええもんどすなぁ。
📍行っ得メモ
・展望台周辺には「かぶと山公園キャンプ場」があり、炊事棟やシャワー、売店なども整っとります
・京都丹後鉄道「かぶと山駅」から山頂まで徒歩約40分、キャンプ場までは久美浜駅から車で約12分が目安どす
・展望デッキまでの道は山道になりますので、歩きやすい靴でお出かけください
兜のかたちの山から見下ろす久美浜湾、そして遠くに霞む小天橋。丹後半島をあちこち巡ってきましたけど、こうして山の上から町と海を一望する景色も、また格別どすなぁ。
展望デッキに吹く潮風を感じながら、ぬる燗にした純米大吟醸YUTAKAを、ぽってりとしたぐい呑みでいただく。山と湾、ふたつの絶景を見渡した後やからこそ、きりっとした口当たりの中に広がる米の甘みが、やけに沁みるんどす。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. かぶと山の標高はどれくらいどすか?
A. 京都府の資料によりますと、かぶと山の標高は191.7メートルどす。流紋岩の溶岩からできた鐘型の溶岩円頂丘で、久美浜湾のほとりにぽこんと盛り上がる独特のシルエットを見せとります。山中からは「そろばん玉石」と呼ばれる白い鉱物も産出されるんどす。
Q. 山頂からはどんな景色が見えますんや?
A. 「海の京都」公式サイトによりますと、山頂や中腹からは久美浜湾や小天橋を一望できます。展望デッキは地元産の杉材で整備されており、湾の水面と弧を描く砂州、その先に広がる日本海まで見渡せるパノラマを楽しめますんどす。
Q. かぶと山へはどうやって行けばよろしいどすか?
A. 京都丹後鉄道宮豊線「かぶと山駅」から山頂まで徒歩約40分ほどどす。麓の「かぶと山公園キャンプ場」までは久美浜駅から車で約12分が目安で、炊事棟やシャワーなどの設備も整っとりますさかい、キャンプがてら訪れるのもよろしおす。
Q. 久美浜を巡った後のおすすめの一杯は?
A. 山と湾、ふたつの絶景を見渡した後には、ぬる燗にした純米大吟醸YUTAKAがようおすすめどす。ぽってりとしたぐい呑みでいただくと、展望デッキで感じた潮風の余韻とともに、米の甘みがじんわり広がりますんえ。
京都 丹後