海の京都物語 第304話 殿様が「養老水」と名付けはったいう大清水、福知山温泉養老の湯の庭園露天風呂で疲れを癒すお話どす|日本酒YUTAKA(豊)
海の京都物語も三百四話を数えさせてもろて、福知山市のあちこちを巡らせていただいてきましたなあ。お城や由良川、大江山の鬼伝説、夜久野の黒豆に丹波漆と、ほんまに奥深い土地どすなあ。
今回案内させてもろうのは、福知山城下の東、長田の里にある「福知山温泉 養老の湯」どす。ただの日帰り温泉やない、江戸時代のお殿様が自ら名付けはったいう由緒ある霊泉のお話どすえ。
🏯 殿様が名付けはった「養老水」
この温泉の湯元は、昔から「大清水」と呼ばれて土地の人に親しまれてきた湧き水やったそうどす。江戸時代、福知山藩第六代藩主の朽木綱貞はんがこの清水を大層気に入らはって、「養老水」と名付けはったと伝わっとります。
朽木家言うたら、延宝のころから十三代にわたって福知山を治めはった由緒ある家柄どす。綱貞はんは明和七年に藩主の座につかはって、安永九年に退かはるまでの間、この地で湯治の文化を大事にしゃはったんどすなあ。
♨️ 体の芯から温もる療養泉
養老の湯のお湯はナトリウム-塩化物泉、いわゆる塩の湯どす。塩分がお肌の表面を覆うて、湯上がりもぽかぽかと体を冷まさんのが特徴やそうどす。神経痛や筋肉痛、冷え性にもええ言われる、成分の濃い療養泉どすえ。
檜風呂や壺風呂、うたせ湯に加えて温室サウナ・ミストサウナまで揃うとって、庭園を望む露天風呂では日本庭園を眺めながらゆったり浸かれますのや。
🌲 裏山の木々と二万平米の庭
敷地は約二万平方メートルにも及び、露天風呂からは裏山の木々がすぐそこに感じられますのや。外気浴をしながら木々の匂いと風の音に包まれる時間は、城下町の喧騒を忘れさせてくれますわ。
福知山と言うたらお城や由良川ばっかり目がいきますけど、こないな静かな湯の時間も、この町の大事な宝どすなあ。
🚗 城下町から湯けむりへの道のり
JR福知山駅からはバスで約二十分、「砂子池」バス停で降りて徒歩八分ほどの道のりどす。舞鶴若狭道の福知山インターからやったら車で二分ほどの近さで、国道九号沿いに看板も出とります。
お城を見て、由良川沿いを歩いて、最後は長田の湯で一日の疲れを流す。そないな一日の締めくくりに、ぴったりの場所どすえ。
📍行っ得メモ
・所在地: 京都府福知山市字長田81-13
・アクセス: JR福知山駅からバスで約20分「砂子池」下車徒歩8分、舞鶴若狭道福知山ICから車で約2分
・営業時間: 10:00〜22:00(受付21:30まで)
・料金: 大人900円(要確認、変更の場合あり)
殿様が名付けたお湯に浸かりながら、福知山の歴史に思いを馳せる。そないなひとときを過ごさはったら、この町がまたちょっと違うて見えてきますえ。
湯上がりの火照った体には、よう冷えた純米大吟醸YUTAKAをぐい呑みでキュッと一杯どうどすやろ。塩の湯で温もった肌に、すっと染み込む涼やかな吟醸香が何とも心地ようて、養老水の伝説に思いを馳せながら、静かな夜のひとときを彩ってくれますわ。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 養老の湯の名前の由来は何どすか?
A. もとは「大清水」と呼ばれとった湧き水どす。江戸時代、福知山藩六代藩主の朽木綱貞はんがこの清水をたいそう気に入らはって、「養老水」と名付けはったと伝わっとります。その名を受け継いで今の温泉名になっとるんどすえ。
Q. どないな泉質のお湯なんどすか?
A. ナトリウム-塩化物泉、いわゆる塩の湯どす。塩分がお肌を覆うて湯冷めしにくいのが特徴で、神経痛や筋肉痛、冷え性、疲労回復にもええと言われとります。成分の濃い療養泉として、地元の人にも長らく親しまれとるお湯どすえ。
Q. お城から養老の湯までどれくらいどすか?
A. 福知山城からは由良川を挟んで東側、長田の里にあり、JR福知山駅からはバスで約20分、「砂子池」バス停で降りて徒歩8分ほどどす。舞鶴若狭道の福知山ICからやったら車でわずか2分ほどの近さで、城下町観光と組み合わせやすい立地どすえ。
Q. 湯上がりにはどないな一杯がよろしいどすか?
A. 塩の湯で温もった体には、よう冷やした純米大吟醸YUTAKAをぐい呑みでキュッといくのがおすすめどす。塩分で火照った肌にすっと染み込む涼やかな吟醸香が心地よう、湯上がりの余韻をゆったり楽しませてくれますえ。
京都 丹後