海の京都物語 第323話 綾部の老舗和菓子屋はんが、新庄町産の大納言小豆と栗を包んで焼いた、くりっこの甘さにほっこりしますえ|日本酒YUTAKA(豊)
「海の京都物語」も気づけば第323話どす。前の2話はうっかり同じ梅の名所に目が向いてしもて、せっかくやから今日は思いきって違う路地に入ってみようと思います。
向かった先は、グンゼはんの記念館でも大本はんの杜でものうて、駅の近くにひっそり甘い香りを漂わせとる一軒の和菓子屋はんどす。
🍡老舗和菓子屋「よしみ菓子舗」はんのこと
綾部市内で長年商いを続けてきた和菓子の専門店が、よしみ菓子舗はんどす。丹波地方ならではの大納言小豆や栗、黒豆を使うて、季節ごとの生菓子を手づくりしてはります。
ふるさと納税の返礼品としても扱われとって、全国から注文が届く人気ぶりやそうどす。
🌰看板銘菓「くりっこ」と新庄町の小豆
看板商品の「くりっこ」は、大納言小豆のこし餡で栗を一粒まるごと包んで焼き上げた栗まんじゅうどす。
餡の原料になる小豆は、綾部市新庄町の生産組合が育てたものやそうで、朝霧の深い土地柄で表皮が薄う、煮崩れしにくい豆に育つと紹介されとります。
一口かじると、ほろりとした栗の甘みと小豆のこくが、綾部の田んぼの匂いごと口の中に広がるような、そんな気ぃがしますんえ。
🦋繭もなかや鮎もなかに見る、綾部の記憶
お店には、繭の形をかたどった「繭もなか」や、由良川の鮎をかたどった「鮎もなか」、「由良川せんべい」いうお菓子もあるそうどす。
かつて蚕都と呼ばれた綾部の歴史や、由良川の恵みを、形と味でそっと伝えてはるんやろなあと感じますんえ。
📍行っ得メモ
・よしみ菓子舗:京都府綾部市内の老舗和菓子店
・看板銘菓「くりっこ」:大納言小豆のこし餡で栗を一粒包んだ栗まんじゅう(賞味期限は製造日より約20日)
・餡に使う大納言小豆は綾部市新庄町の生産組合が栽培
・ほかに繭もなか、鮎もなか、由良川せんべいなど綾部ゆかりの銘菓も豊富
・ふるさと納税の返礼品としても取り扱いあり
・詳しい住所や営業時間は事前に綾部市の観光案内所等でご確認を
一つのお饅頭の中に、小豆を育てた田んぼも、川を泳ぐ鮎も、かつての蚕都の記憶も詰め込んではるんやなあと思うと、綾部いう町の奥行きを、甘いもん一つで教えてもろたような気ぃがしますんえ。
この栗まんじゅうには、常温よりちょっと冷やしたYUTAKA(豊)を、ガラスの盃でキリッと一杯合わせとうなります。栗のほっこりした甘みと小豆のこくに、米の旨みがすっと寄り添うて、後味は驚くほど涼しげに引いていきますんえ。口の中に残った甘さを、お酒の澄んだ喉ごしが静かに洗い流してくれるような、そんな一献どす。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. くりっことはどんなお菓子どすか?
A. くりっこは、綾部市のよしみ菓子舗はんが手づくりする栗まんじゅうどす。大納言小豆のこし餡で栗を一粒まるごと包んで焼き上げてあり、ふるさと納税の返礼品としても人気を集めてはります。賞味期限は製造日から二十日ほどと、手づくりならではの短さも特徴どす。
Q. 使こてる小豆はどこの豆どすか?
A. くりっこに使われる大納言小豆は、綾部市新庄町の生産組合が育てたものと紹介されとります。朝霧の深い土地柄で育つことで表皮が薄く、煮崩れしにくい豆に仕上がるとされ、餡のなめらかさを支える一因になっとるようどす。
Q. 繭もなかや鮎もなかも買えますか?
A. はい、よしみ菓子舗はんには、繭の形をかたどった繭もなかや、由良川の鮎をかたどった鮎もなか、由良川せんべいなど、綾部の歴史や自然にちなんだお菓子も揃うてます。どれも手土産にぴったりな、綾部らしい味どす。
Q. くりっこにはどんなお酒が合いますか?
A. 栗と小豆の優しい甘みには、少し冷やしたYUTAKA(豊)がようお似合いどす。米の旨みがすっと寄り添い、甘いお菓子を食べた後の口の中を涼しく洗い流してくれますので、ぜひ一献として合わせてみておくれやす。
京都 丹後