海の京都物語 第383話 大阪からIターンした宮園さんが上林の米で焼きあげる、匊(KOKU)の卵も乳もない米粉菓子どすえ|日本酒YUTAKA(豊)
「海の京都物語」、第383話は京都府綾部市のお話どす。これまで綾部言うたら、あやべグンゼスクエアのバラ園や大本の梅松苑、水源の里と呼ばれる上林の山里など、いろんな顔をご紹介してきましたなぁ。
今日はその上林地区から、ちょっと変わり種の特産品をお届けどす。小麦も卵も使わん、お米の粉だけで作る優しいお菓子ブランド「匊(KOKU)」どす。
🌾 大阪からIターンした宮園さんと、米粉ブランド「匊」誕生の物語
匊(KOKU)の作り手は、大阪出身の宮園ナオミさん。栄養学を学んだのち、2009年に綾部市へ移り住まはったんどす。米粉マイスター協会認定の米粉インストラクターの資格も持ってはるとのことどす。
移住先に選んだんが、雪解けの清らかな水で知られる上林地区。地元の契約農家が丁寧に育てたお米だけを使い、2018年に米粉の新しい可能性を提案するブランドとして「匊(KOKU)」を立ち上げはったんどす。
「地元のお米を使こうて商品を届けることが、農家さんや地域を守ることにもつながる」。そない話す宮園さんの工房には、上林の田んぼの匂いがそのまま届いとるような、静かな気配が漂うとりますえ。
🍚 卵も乳も白砂糖も使わん、米粉かたクッキーのひと手間
看板商品の「米粉かたクッキー」は、小麦・卵・乳製品・ナッツ・白砂糖を一切使わん一品どす。米粉はほろっと崩れやすいさかい、型抜きやのうて型に入れて焼く、独自の手法で仕上げてはるそうどす。甘みには和三盆糖と有機メープルシロップを使こうてはります。
京都育ちの桑の葉やほうじ茶など6種を混ぜ込んだ「京都うまれ」、ごぼうやほうれん草といった国産野菜を使う「やさいづくし」。どちらも2,592円で、見た目の美しさと体への優しさを両方詰め込んではりますなぁ。
一枚口に含むと、小麦粉のクッキーとはちごうて、お米本来のほのかな甘みとほろほろした口どけが広がりますんや。贈りもんにも喜ばれる、品のええ佇まいどす。
☕ 玄米ポンせんべいと玄米コーヒー、暮らしに寄り添う一品
ほかにも、出汁に入れると離乳食や介護食にもなるという「玄米ポンせんべい」(3枚入り237円から)、片手で食べられる「玄米ポンせんバー」(1本334円から)を商品化してはります。
カフェインレスの「玄米コーヒー」(1個356円)は、妊娠中や産後の方にも向くとされとる一品どす。米粉のパンケーキ・マフィンミックスも揃い、普段の食卓で気軽に米粉を楽しめる品ぞろえどすなぁ。
台所に立つお母さんの手元から、家族の健康が守られていく。宮園さんはそないな思いを、ひと粒ひと粒のお菓子に込めてはるんやそうどす。
🔥 移動式おくどさんで味わう、上林の米と平飼い卵
匊(KOKU)では、料理教室やワークショップも開いてはります。小麦アレルギーの方にも米粉を使こうた暮らしを提案する活動どす。
なかでも移動式の「おくどさん」(かまど)で炊きたてのご飯を、上林産の平飼い卵と搾りたての醤油でいただく取り組みは評判とのこと。土地の恵みをまるごと味わう、贅沢なひとときどすなぁ。
📍行っ得メモ
・匊(KOKU): 京都府綾部市八津合町西屋14
・営業時間: 火曜〜土曜 10:00〜16:00(日・月・祝、年末年始休)
・電話: 0773-21-8174
・ウェブサイト: koku-kyoto.com(Instagram: @koku_kyoto)
・米粉かたクッキー「京都うまれ」「やさいづくし」各2,592円
小麦も卵も使わんお菓子言うたら味気ないと思いがちどすけど、匊(KOKU)のクッキーはお米とハーブの香りがふわりと立って、食べるほどに滋味深い味わいどす。上林の水と人の手が重なってできた、綾部ならではの一品やなと、しみじみ感じ入りましたえ。
こないな米粉菓子には、常温からぬる燗くらいに温めた純米大吟醸YUTAKAがよう合いますんや。ぐい呑みに注いで口に含めば、米の甘みと吟醸香がふわりと重なって、米粉かたクッキーのほろりとした口どけと響き合いますえ。晩酌のお供に、ひと口サイズのお菓子とYUTAKAを並べてみておくれやす。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 匊(KOKU)はどこで買えますんえ?
A. 匊(KOKU)は京都府綾部市八津合町西屋14にある工房兼店舗で購入できますんや。営業は火曜〜土曜の10:00〜16:00で、日・月・祝日と年末年始はお休みどす。詳しくは公式サイトkoku-kyoto.comやInstagram(@koku_kyoto)でも確認できますえ。
Q. 米粉かたクッキーてどんなお菓子どすか?
A. 小麦・卵・乳製品・ナッツ・白砂糖を一切使わん、米粉だけで作る焼き菓子どす。生地がほろっと崩れやすいさかい、型抜きやのうて型に入れて焼く独自の製法を使こうてはります。甘みは和三盆糖と有機メープルシロップでつけてあり、「京都うまれ」「やさいづくし」の2種類がありますんや。
Q. 上林地区てどんなとこどすか?
A. 綾部市北部に広がる上林地区は、雪解けの清らかな水で知られる山あいの里で、「水源の里」とも呼ばれとります。匊(KOKU)はこの地区の契約農家が丁寧に育てたお米だけを使い、地元のお米を使こうた商品づくりが農家さんや地域を守ることにもつながると、作り手の宮園さんは話してはりますんや。
Q. 玄米コーヒーはどないな人向けどすか?
A. カフェインレスで作られとる玄米コーヒーなさかい、妊娠中や産後の方、カフェインを控えたい方にも向く一品どす。ほかにも出汁に入れると離乳食や介護食にもなるという玄米ポンせんべいなど、小さなお子さんからお年寄りまで、家族みんなで楽しめる品ぞろえになっとりますえ。
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