海の京都物語 第388話 丹後ちりめんだけやない、おからと魚のあらが育てた「京の豆っこ米」が与謝野の自然循環農業の実りなんどす|日本酒YUTAKA(豊)
「海の京都物語」、気ぃついたら第388話まで来てしもうたんどす。舞鶴、綾部、福知山、宮津、伊根、京丹後、そして与謝野と、海と山に囲まれたこの丹後の国をぐるぐる巡らせてもろてます。
与謝野言うたら、丹後ちりめんの町として名高いのは皆さんよう知ったはる通りどす。せやけど今日は、ちりめんとはまた違う与謝野のもう一つの顔を覗いてみよう思います。
🌾 丹後ちりめんだけやない、与謝野のもう一つの誇り
与謝野町では「YOSANO AGRICYCLE」というブランド名で、自然循環農業の取り組みが続けられてきました。キーワードは、本来なら捨てられてしまう食材を肥料として活かす仕組みどす。
この自然循環農業は、日本三景のひとつ天橋立の美しい景観と水質を守りたいという思いから育ってきた取り組みやそうどす。与謝野の田んぼは、丹後ちりめんだけやのうて、この土と水の恵みも静かに育んできたんどすな。
🫘 おからと魚のあらが生まれ変わる「京の豆っこ」肥料
その中心にあるのが、有機質肥料「京の豆っこ」どす。おから(豆腐の搾りかす)や米ぬか、魚のあらといった天然素材を発酵させてこしらえた肥料で、化学肥料や農薬をできるだけ減らすことを目指してきたんどす。
この肥料を仕込む「与謝野町有機物供給施設」では、本来なら処分されてしまう食材が、もういっぺん田んぼの養分として生まれ変わります。もったいない、を形にしたような営みどすなぁ。
🏆 食味ランキングで幾度も光った「京の豆っこ米」
「京の豆っこ」肥料で育てられたコシヒカリは「京の豆っこ米」として、日本穀物検定協会の食味ランキングで最高評価の「特A」を幾度も獲得してきました。平成24年産では通算10回目の特A獲得と伝えられており、その後も評価を重ねてきたそうどす(直近の通算回数は要確認)。
こうした取り組みは、平成21年(2009年)にJA全農京都府本部の環境保全型農業推進コンクールで表彰され、翌平成22年(2010年)には農林水産省主催の第15回環境保全型農業コンクールでも優秀賞を受けたと伝わっております。地道な土づくりが、ちゃんと評価されてきたんどすなぁ。
🏡 採れたて野菜が並ぶ道の駅「シルクのまちかや」
この与謝野の恵みに出会えるんが、与謝郡与謝野町字滝98にある道の駅「シルクのまちかや」どす。営業時間は9時から17時まで(年末年始は休み)、地元の農家さんと町が連携して育てた新鮮な野菜が並びます。
店内には丹後ちりめんゆかりのシルク製品や、地元の地酒・クラフトビールも一緒に並んでいて、与謝野の「布」と「食」の両方の顔に出会える場所になってます。大江山の山すそ、国道178号沿いにあるさかい、車で通りがけにふらっと寄りやすいんも魅力どす。
📍行っ得メモ
・道の駅「シルクのまちかや」: 与謝郡与謝野町字滝98、営業9:00〜17:00(年末年始休み)
・自然循環農業のブランド名: 「YOSANO AGRICYCLE」
・肥料「京の豆っこ」の原料: おから・米ぬか・魚のあら
・「京の豆っこ米」: 食味ランキング「特A」を複数回獲得(通算回数は要確認)
・受賞歴: 平成21年JA全農京都府本部表彰、平成22年農林水産省主催コンクール優秀賞
ちりめんの艶やかさだけやのうて、土と水を慈しむ地道な営みが、与謝野のもう一つの底力なんやなぁと、しみじみ思わされましたんどす。
そんな「京の豆っこ米」が実る田んぼに思いを馳せながら、純米大吟醸YUTAKAをぬる燗で、ぽってりとした陶器のぐい呑みに注いでみました。米の旨みをまっすぐ活かした柔らかい口当たりは、手間暇かけた土づくりの末に生まれる一粒一粒と、どこか通じるもんがある気がしますのや。採れたて野菜の炊いたんなんかと合わせたら、与謝野の土と水の恵みを、杯の中でも味わえる気ぃがしますえ。
ほな、また次回のお楽しみに。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FAQ
Q. 京の豆っこ米とはどんなお米どすか?
A. 京の豆っこ米は、与謝野町で有機質肥料「京の豆っこ」を使って育てられたコシヒカリどす。日本穀物検定協会の食味ランキングで最高評価の「特A」を複数回獲得してきた実力派のお米で、平成24年産時点で通算10回目の特A獲得と伝えられています(直近の通算回数は要確認)。
Q. 京の豆っこ肥料にはどんな材料を使こてますか?
A. 「京の豆っこ」は、おから(豆腐の搾りかす)や米ぬか、魚のあらといった天然素材を発酵させてこしらえた有機質肥料どす。与謝野町有機物供給施設でつくられ、化学肥料や農薬をできるだけ減らした米づくりに使われています。
Q. 道の駅シルクのまちかやはどこにありますか?
A. 道の駅シルクのまちかやは、京都府与謝郡与謝野町字滝98にあります。営業時間は9時から17時まで(年末年始は休み)で、地元農家と町が連携して育てた新鮮野菜のほか、丹後ちりめんゆかりのシルク製品や地酒も並んでいます。
Q. 自然循環農業はどんな目的で行われてますか?
A. 与謝野町の自然循環農業「YOSANO AGRICYCLE」は、日本三景のひとつ天橋立の美しい景観と水質を守ることを一つの目的として育ってきた取り組みと伝えられています。平成21年にはJA全農京都府本部、翌年には農林水産省主催のコンクールでも表彰を受けています。
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